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OTOKOMAE NEWS〜男前ニュース〜Vol.63
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吉田栄作の“枯れ演”で話題
年齢に抗わない生き様の強み


ドラマ『未解決の女』(テレビ朝日系)第三話が3日に放送され、俳優・吉田栄作が“しょぼくれた”教授役を演じネットで話題となった。90年代、トレンディドラマ全盛だった時代にファッションアイコンとして絶大な人気を誇っていた吉田。しかしトレディドラマで人気となって以後、実はTV露出が激減し、役者修業と称して渡米したりと迷走した時期もあった。そんな吉田が昨今、“枯れた”教授役を演じきって注目を浴びた理由とは? “変わらぬ美”といった幻想性が重視される芸能界において、年齢に「抗わない」生き様の強みを探る。

トレンディ俳優としての栄光
多くの男たちが憧れた“吉田栄作スタイル”


吉田は88年に「ナイスガイ・コンテスト・イン・ジャパン」でグランプリを獲得し、映画『ガラスの中の少女』でスクリーン・デビュー。182cmの高身長と端正な顔立ちを武器に、同年代の俳優・加勢大周、織田裕二と共に“平成トレンディ御三家”として人気を博した。
俳優としては、代表作『もう誰も愛さない』(日本テレビ系)で主人公の沢村卓也を演じ、運転手を経て、企業の社長に成り上がったものの半身マヒとなってしまう難しい役どころをこなす。牛乳で汚れた田代美幸(山口智子)の足を舐めるといったシーンにも果敢に挑戦し評価を得た。当時、吉田が「うおおお!」と叫ぶ名シーンを真似する人も多かった。

また、吉田が着用していた白いTシャツとデニムパンツのシンプルスタイルや、センター分けのサラサラヘアが大流行。吉田は若者たちの“ファッションアイコン”としても絶大な支持を受ける。


そんな吉田は、演技の他に歌手活動も行い、チューリップのヒット曲をカバーした「心の旅」を90年に発売し『NHK紅白歌合戦』にも出場。93年放送のドラマ『徹底的に愛は…』(TBS系)ではX JAPANのYOSHIKI作詞作曲のシングル「今を抱きしめて」を発売し、『第36回日本レコード大賞』で優秀賞を受賞。ファッション、俳優、音楽など多面的に成功を収め、まさに時代の寵児と呼べる存在だった。

“俺様”キャラが災い!? 芸能界を一時休業
『マネーの虎』の司会役で復活


ところが、若気の至りなのかプライドの高い“俺様キャラ”と見られてしまった吉田。当時共演した女優・観月ありさは「この頃は栄作さんも若かったから、多少とんがっていて、ちょっと怖いなと」と、16年12月2日放送の『A-Studio』(TBS系)で明かしている。
そんなイメージも災いしてか仕事も徐々に減少し、95年には芸能界を一時休業。その後、“俳優修業”として渡米したものの、映画やドラマのオーディションでは行けば必ず落ちる状況であったようだ。そんな苦闘を経て帰国したものの、すでに吉田のトレンディ俳優としての“旬”は過ぎ去っていた。
しかし、2001年開始の『マネーの虎』(日本テレビ系)で復活の狼煙を上げる。ここでは司会者として存在感を発揮し、“虎”と呼ばれる名物社長らと丁々発止のやりとりを見せると同時に、「マネー成立です」「ノーマネーでフィニッシュです」の決まり文句で強烈なインパクトを残したのだ。
俳優業でも、NHK大河ドラマ『元禄繚乱』、『武蔵 MUSASHI』などの時代劇にも挑戦すると共に、『やわらかい服を着て』、『オットーと呼ばれる日本人』など新国立劇場での舞台演劇などにも出演。その演技力が再評価されることとなった。

過去の栄光に囚われない “枯れ演”で存在感


昨今は、年齢相応の中年役で存在感を発揮することが多くなった吉田。1月クール放送のドラマ『越路吹雪物語』(テレビ朝日系)では、女優・大地真央演じる越路吹雪の夫でピアニストの内藤法美役を丹念に演じた。そんな中、『未解決の女』で演じたしょぼくれた教授役がネットで話題となったのだ。

ネットでは、「未解決の女見たけど、吉田栄作マジよかった。変人で、ちょっと枯れた感じの教授役」、「くたびれた初老の教授を演じる吉田栄作さんがとても良いね。ひとり残された教授の胸の痛さに泣いてしまった」、「地味な大学教授の吉田栄作カッコイイ。渋い」といった声が続出。
過去、ファッションアイコンとして一時代を牽引した過去の栄光にしがみつかず、老いからくる“哀愁”や“儚さ”を演技で表現する吉田の姿勢に、「役者魂」を感じるネットユーザーが多数いたのだ。

吉田だけじゃ無い! 近藤サトの“白髪姿”


地デジ化で画面がクリアになって以降、“老い”を視聴者に感じさせないように美を競い合う風潮が芸能界にはある。その要因のひとつとしては、加齢したタレントの変化を目ざとく見つけ、それを“劣化”と決めつけSNSで貶める声がある点も影響しているだろう。
だが、上記のような老いと“戦う”という選択がある一方で、ありのままの姿を“あえて”晒すタレントもいる。吉田と同じ49歳の元フジテレビアナウンサーの近藤サトは、5月4日放送の『バイキング』(フジテレビ系)に、白髪を隠さないグレーヘアで登場し話題となった。まさにそれは、年齢に“抗わない”生き方そのもの。
こうした近藤の姿勢に対しSNSでは、「まだ40代なのに何があったのか」と心配する声がある中、「素敵なグレーヘアで似合ってる」、「和服が似合ってて素敵」、「なんかカッコイイと思った」といった風に、白髪を染めないナチュナルな姿に共感するコメントも数多く見られた。

「劣化論争」へのアンチテーゼ?
年齢と“戦わない”という選択


同様に、“ジュリー”こと沢田研二もそうした生き方を体現した代表的なタレント。全盛期は男性ながら“美しい”という形容詞がハマった人気歌手だったが、昨今は、太ることも、髪が薄くなることも隠さずありのままの姿で活動している。朝日新聞の取材に「昔はジュリー、今はジジイ。太ったっていいじゃない」と笑い飛ばしていた。こうした、芸能人としては一種“開き直り”とも言える生き方は、覚悟が備わっている分、大きな強みでもある。それは、隠そうと思えば隠せるのに、ありのままを晒す姿勢に“共感”を感じる視聴者が一定数いるからだ。

昨今は、ちょっとした容姿の変化で「劣化論争」に発展することもあり、それがタレントにとってマイナスイメージに繋がるケースもある。それゆえ、吉田のように“年齢に抗わない”姿勢や、沢田、近藤らの“ありのままの姿”を見せる生き様は「劣化論争」へのアンチテーゼと言えるのかもしれない。

変わらぬ姿で“幻想性”を保つことが芸能人の魅力のひとつ。しかし、高齢化が加速していく日本社会においては、年齢に「抗わない」生き方もまた、視聴者から支持されるはずだ。今後はタレントたちの間で、“老い”とは戦わずに共存していくスタイルが増えていくかもしれない。

これは、一般の我々にも同様の事が言えるのではないだろうか?



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