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オトナの趣味道 > その他 > 懐かしき昭和レトロ『建築から見る昭和』
懐かしき昭和レトロ『建築から見る昭和』
懐かしい昭和の時代。今回はゴシック建築、帝冠様式など『建築』から当時を振り返ってみたいと思います
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昭和の時代に入ると、耐震・耐火建築が一般化するとともに、それまでのヨーロッパを中心とした西洋建築を移し変えた建築ではなく、日本の条件に適した建物が建てられるようになります。

また、関東大震災の復旧計画が進められ、国会議事堂など国を代表する建築物が建てられていき、都心部では高さ制限が緩和されて超高層建築が出現。
以前とは全くスケールの異なる大規模な建築物が建設されるようになりました。

今回はそんな『建築物』から昭和の時代を振り返ってみたいと思います。

ゴシック様式


ゴシック様式は中世ヨーロッパの建築様式で、ロマネスク様式の後に誕生して主に教会などの大聖堂で用いられました。
「ヴォールト天井」と呼ばれると石を円形に組上げて造った天井や、先がとがったアーチを持ち、建物が高く窓が大きいことなどが特徴です。

昭和に建てられたゴシック建築と言えば「東京大学」が有名ですね。
本郷キャンパスには歴史ある建築物が多く、昭和に起きた「学生運動」の象徴ともいえる『安田講堂』は東京都の有形文化財第一号にもなっています。

安田講堂は東大の他のキャンパスとは違い、関東大震災の直前に建設がはじまり、震災後の工事中断を経て完成します。
このため震災後に新たに建設されたり、再構築した学内の建築物は茶色のスクラッチタイルで統一されていますが、理学部旧1号館と安田講堂のみ赤レンガで造られています。

また、伊勢丹本店日比谷公会堂なども日本の有名なゴシック建築です。

帝冠様式


「帝冠様式」、または「帝冠式」は、昭和10年ごろの日本で推進された和洋折衷の建築様式です。
日本趣味が盛り込まれ、鉄筋コンクリート造の洋式建築に和風の屋根をかけたデザインなどが特徴的です。

「帝冠様式」という言葉は、国会議事堂のデザインをどうすべきかという明治末から続く議論のなかで、1920年に下田菊太郎が新しい様式による自らの提案に「帝冠併合式」と命名したことに由来するとされています。

帝冠様式とされる建築は、神奈川県庁など国の公的施設が多く、民間の間ではあまりみられない建築様式です。

愛知県庁本庁舎は昭和天皇御大典の記念事業の1つとして建設され、昭和13年3月に完成しました。地上6階地下1階、頂部の城郭風の屋根が特徴的です。
下層部は褐色のテラコッタタイル、上部は白の磁器タイルが使われています。

当時は戦争が拡大しつつあり、国威高揚の為日本の伝統を建築にも反映させる風潮が高まっていました。
頂部に城郭風の屋根を乗せた帝冠様式は、このような時代背景のなかで当時多く建設され、同じ様式の「軍人会館」(現九段会館)の影響も強く受けていたようです。

2014年には、「意匠的に優秀なもの、歴史的価値の高いもの」として国の重要文化財に指定されています。


昭和時代に建てられた建築物は現代の建築にも強く影響を与えました。
しかし、2011年にはモダニズム建築の歴史的作品としても名高い、グランドプリンスホテル赤坂が、老朽化や外資系ホテルの進出による競争力低下の影響を理由に解体され、55年の歴史に幕を閉じています。

地元の人たちの交流の場であった個人経営の小さな店舗群が、あっという間になんの変哲もない高層マンションに変わってしまうこともあります。

個性的なデザインや物理的な空間、商業的な利益だけを追い求めるのではなく、将来にわたって子どもたちが心を通わせられる街並を創り上げていくためにも、建築の在り方に対して地域社会はもとより、個人個人が積極的に関わることが、未来に対する私たちの責任ではないでしょうか。


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