誰もが海の男になれる・・・タコは苦手だ〜。

男と生まれた日から、魂の根底に流れる母なる海への憧れ。漁師のように生きたい、勇ましい船の波しぶきを浴びてサブちゃんの歌を歌いたい！今回はそんな夢がかなう場所をご紹介しよう。気軽に漁師体験が出来るうえに、その日水揚げした新鮮な魚を自らさばいて、刺身やてんぷらで食べることが出来るという田尻漁港の体験フルコースだ。
南海本線「吉見の里」から徒歩10分の田尻漁港に「田尻海洋交流センター」はある。センターについたら、受付の女性の案内でさっそく乗船準備を開始。エプロン、長靴、救命具をつけ、網の仕掛けをレクチャーしてもらい、いよいよ出航ボンボヤージ！


西浦栄一さん（田尻漁業組合長）の指導のもと沖に出ておよそ20分で、刺し網の漁場に到着。漁師さんの手早い作業が始まり、いよいよ自ら網を引く事に。 はじめはヒトデと海草だけだったが、数分後にはカレイ、ツブ貝、蛸、ハギなどがどんどんかかリ出す。鼻歌まじりで刺し網を引けば、まさしく海の男になった感じだ。

200メートルの刺し網を無事に引き上げ、かごを仕掛けた漁場でアナゴをゲットすると達成感もひとしお。気持ちいい汗を潮風にさらしながら、その後はなんと関空クルージングのおまけ付き！ ジャンボ機の着陸地点の間近まで船で行けるので、飛行機の胴体が真下から見られる。その迫力は、USJのスパイダーマンに匹敵するかもしれない？というほどのスペクタクル。

そして興奮が冷める間もなく、帰港後には海鮮バーベキューが待っている。水揚げしたばかりの海の幸を手際よくさばく漁師さんと一緒に料理し、冷たいビールで一杯やれば、あなたも”立派な海の男”間違いなし！