ポルトガル移民が持ち込んだブラギーニャ(braguinha)と呼ばれる楽器を起源とし、ハワイで独自に改良を重ねられて現在の形になったとされる『ウクレレ』。しばしばハワイアンミュージックの代名詞として語られることが多いが、現在ではさまざまなジャンルの音楽に取り入れられることもある。

ベーシストとしてビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』にも参加したライル・リッツが1958年に発売。時を超え、2003年にCD化された今作は、ウェストコースト・ジャズを気持ち良く奏でており、ジャズファンはもちろんのことウクレレ入門としてもオススメ！

大阪のビジネス街・北浜にあるウクレレ教室「フレイムハウス」。カフェバーとして営業しているショップの2Fで、2000年よりウクレレ教室を開講している。開講のきっかけは店主がウクレレを手にしたことに始まる。

現在は多くの生徒を抱えるも、講師を招いた少人数制のクラスが編成されている。また初心者に対して設けられているコースでは、3ヶ月間・全6回の受講という期間内で課題曲をクリアすることを目標として進めていく。構え方からストローク、メロディー弾きに至るまで基本からしっかりと教えてくれるのが人気の秘訣だ。仲間と同じ目標を持って進めていく授業は、お互いの技術向上に繋がること間違いなし！

また教室見学も随時募集中とのことなので、気になる方は気軽に足を運んでみてはいかが？



ここ数年はサーフミュージックやヒーリング音楽など、癒しを求める人の間でブームを呼んでいる。また同様に、今回ご紹介するウクレレ独特のゆったりとしたメロディーや手軽さが人気を呼び、ウクレレを始める人も増えているとのこと。

仕事で疲れた心と身体を癒すツールとしてウクレレ教室が人気を集めているのは、現代社会の象徴ともいえるのではないだろうか。



中山隆志(ナカヤマ・タカシ)
1983年大阪生まれ
ギター・ウクレレを「Sweet Strings」代表の松井氏に師事し、戦前のJazzやBluesなどの奏法を学ぶ。現在では2007年7月に1stアルバムをリリースしたばかりの「Sweet Hollywaiians」をはじめとするさまざまなバンドで活動中。