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ホビー&ライフ > 施設・スポット・旅行 > 大人の男の一人旅:”ラピュタのような島”和歌山・友ヶ島を紹介!
大人の男の一人旅:”ラピュタのような島”和歌山・友ヶ島を紹介!
廃墟にキャンプと魅力いっぱいの和歌山県和歌山市加太にある無人島群「友ヶ島(ともがしま)」を紹介します!
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バックパッカーとなり、世界中を旅する…男の夢のひとつですよね。
今ひそかなブームとなり年々注目されている1人旅にお勧めのスポットを紹介していくコラム『大人の男の一人旅』

第9回目は、和歌山県沿岸にある"ラピュタのような島"「友ヶ島(ともがしま)」を紹介したいと思います。
友ヶ島は瀬戸内海国立公園の一部で、紀淡海峡(友ヶ島水道)に浮かぶ地ノ島・神島・沖ノ島・虎島の4つの島から成っている無人島群の総称です。

男性にとって魅力たっぷりのこの島を、さっそく紹介していきましょう。

◆友ヶ島の場所や交通手段は?

友ヶ島は和歌山県和歌山市加太に属しており、ちょうど和歌山県と淡路島との間に浮かぶ無人島郡です。
最も大きい沖ノ島でも全長2km、周囲8km程の小さな島なので、観光にも最適。

友ヶ島へは、和歌山県加太港から航路(友ヶ島汽船)で行く方法が主となります。加太は大阪からの場合、南海難波駅から1時間半ほどなので日帰りも可能です。
車の場合は加太港に専用駐車場(700円)があるので、そこに停めて汽船に乗りましょう。加太港から友ヶ島までは、20分ほどで到着します。

汽船の料金は往復で2000円。キャンプなどで荷物が多い場合は追加で荷物運搬代として200円〜(荷物の量で変動)がかかります。
ハイシーズンである夏期は便が多めにでていますが、通常は1日4〜6便となっているので、乗り遅れることのないように注意。
混んでいる場合は乗れない可能性もあります。早めにチケットを買っておきましょう。

◆友ヶ島の魅力
赤レンガと樹木が織り成す美しい砲台跡

友ヶ島の魅力として欠かせないのが、明治時代に旧日本軍により造られた砲台の跡地です。
砲台が造られるも、第二次世界大戦は、空中戦が主体となってしまったため、対艦用として造られた砲台は使用されることなく終戦。
第一砲台から第五砲台までありますが、比較的美しい状態で残っており、島の木々と相まって非常に美しい廃墟となっています。

【第一砲台】
山頂付近にある第一砲台は、保存状態があまりよくないため、立ち入り禁止部分や閉鎖されている箇所が多くあります。

これは装甲掩蓋と呼ばれる観測所跡。ここ友ヶ島の他には佐世保の要塞跡にしかない貴重な遺構です。

トンネルの先は別世界かのような独特の雰囲気を放っています。
が、間違っても閉鎖された部分へは危険なので立ち入らないようにしましょう。

【第二砲台】
構造は他の砲台よりもしっかりとした造りになっています。

迷路のような構造になっていますが、その多くは損壊などにより封鎖されています。

第二砲台より10分程歩いたところには砲台も。白く塗られた灯台は他の建築物と比べ一際洋風な建築になっています。

【第三砲台】
友ヶ島の砲台跡の中で、最も保存状態やよく、設備もきちんとされているため人気のスポットとなっているのがこちらの第三砲台。

円形の水がたまった大砲台の跡は、苔などが生い茂りまさにラピュタを彷彿とさせます。

赤レンガで造られた廃墟と樹木の緑とのコントラストが非常に美しい風景となっています。

地下に降りると連絡通路があり、その先には爆撃を避けるための個室がいくつかあります。

【第四砲台】
他の砲台と比べ、割と小規模な施設の第四砲台。他の砲台と比べて機能停止が早く、大正時代にはもう放棄されていたようです。

弾薬庫周辺には蔦などがびっしりと生えており、美しい廃墟風景を演出しています。

弾薬倉庫内部にも入ることができます。昼夜問わず、内部にはあかりがほとんど届かないため、懐中電灯は必須です。

【第五砲台】
第五砲台は施設もほとんどなく砲台のみで、建設も木造を主体としたものになっているため、建設年代が異なります。

位置的には、船着場から最も近い場所にあるので、帰り道に時間があれば寄る程度でいいでしょう。

第四砲台と同じく、いくつか弾薬倉庫もあります。

大自然の中でのキャンプ

友ヶ島には、いくつかキャンプ場もあり、夏場は多くの観光客がキャンプを楽しんでいます。
樹林と海に囲まれた大自然でのキャンプは島を堪能するのにおすすめです。

無人島である友ヶ島において「水」は大変貴重なものとなっています。キャンプ場の他に、島内には宿泊施設や売店などがありますが、当然「島価格」となっているので、水や飲み物は多めに持っていきましょう。また、ゴミはゴミ箱などがあっても必ず持ち帰るようにしてください。

南垂水広場の中央には、巨大なミステリーサークル状のキャンプファイヤーが行える場所があります。
近くの海岸に流木などがたくさんあるので、燃やすものには事欠きません。夜はぜひキャンプファイヤーを囲んで他のキャンパー達と交流したり遊んだりして盛り上がりましょう。


もちろん海水浴や磯遊びも楽しめます。
船着場近くの売店では、銛なども販売されているのでぜひ魚釣りや銛で捕まえた魚をBBQなどで食べましょう!


また、島内には様々な野生の動物がいます。
シカやリスの他、クジャクなどもいるそうです。ぜひ生でその姿を拝見したいですね!

しかし、虫対策は万全に。
蚊はもちろん、通常の虫除けスプレーでは効果のないブヨなどもいます。必ずブヨにも効果のあるものを持参しましょう。

◆友ヶ島の歴史
冒頭に簡単に書きましたが、この「友ヶ島」は元々明治時代に旧日本軍により造られた軍事施設があり、5つの砲台が設置されていました。
その歴史は古く、第二砲台近くの灯台は明治5年に日本で8番目に造られた灯台とされています。

大蛇の伝説

また、沖ノ島南西部にある「蛇ヶ池」には大蛇の伝説が残っています。
昔、蛇ヶ池には一匹の大蛇が棲みついており加太や淡路島に出没すると、女子供や牛馬をさらって喰ったり、通りがかる船を壊したりと散々悪事を働いていました。

そこで大蛇封じに名乗りを上げた一人の役行者は単身、友ヶ島に向かいます。
まず初めに神島に上陸した役行者は、そこに祀られた「スクナヒコナの神」に祈りました。すると、池の中からひとふりの神剣を授かります。

その神剣と役行者の霊験の力で大蛇と戦った末、ついに大蛇は観念します。罰として牙と爪を剥ぎ取られた大蛇はその後、法を守護するようにと島中央の湿地帯に封印し、その湿地を「深蛇池」と呼ぶようになったそうです。

いまでもこの池はあるので、池に足を運んだ際にはこの大蛇伝説を思い出してみてはいかがでしょうか。

◆まとめ

大自然の中残る砲台跡の廃墟、海と山を満喫できるキャンプ場、野生の動物たちなど、男にとって魅力たっぷりの「友ヶ島」、いかがでしょうか。
おすすめの季節はやはり夏場ですが、春や秋にもまた違った姿をみせてくれるかもしれません。
関西からなら、日帰りでも行くことができる距離にあるので、ふと都会の喧騒から離れてみたいと感じた時に、一度訪れてみてください。


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