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ホビー&ライフ > 施設・スポット・旅行 > ”秘湯中の秘湯”「田代元湯」|男性の一人旅おすすめ国内スポット
”秘湯中の秘湯”「田代元湯」|男性の一人旅おすすめ国内スポット
2018年には無くなってしまう青森・八甲田山にある旅館「やまだ館」跡地にある”秘湯中の秘湯”「田代元湯」を紹介!
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バックパッカーとなり、世界中を旅する…男の夢のひとつですよね。
今ひそかなブームとなり年々注目されている1人旅にお勧めのスポットを紹介していくコラム『大人の男の一人旅』

第7回目は、青森県・八甲田山中にある"秘湯中の秘湯"「田代元湯」を紹介したいと思います。
もともとこの場所には温泉旅館「やまだ館」がありましたが、1995年に廃業し、温泉も完全に放置された状態になっています。

実はこの温泉のある場所は、ダムの建設予定地となっており2018年には、田代元湯は沈んでしまっている可能性があります。
行くのなら、今しかない!ということで、さっそく紹介していきましょう。

◆田代元湯の場所や交通手段は?

田代元湯は青森県青森市駒込、八甲田山中にあります。
まずは環状7号線の筒井交差点から県道40号線で南下。山間部にある「後藤房之助伍長銅像」を通過し東へ。

銅像のある茶屋からは徒歩。そこから15分ほどで到着しますが、その道はかなり困難を極めます。

まず、出迎えてくれる沢。
ここには2014年頃まではパイプでできた橋があったのですが

今は鉄パイプが1本寂しく刺さっているだけのようです。
長靴必須です。


さらに奥へ進むと、今度は深く川の上1m程にかかったこちらのぐねぐねした橋を渡ります。どう考えても命懸けの綱渡りですね。何かあっても自己責任です。

橋を渡り終えれば、すぐに田代元湯へ到着します。
※ちなみにこの林道は冬季閉鎖されています。

入浴方法

到着したらすぐ入浴できるわけではありません。野湯なので、当然整備もなければ掃除もしていないのです。
ということで、まずは風呂掃除をしましょう。というより掃除しなければ底に溜まった落ち葉や湯花、虫の死骸などで入れる状態ではありません。

まずは、清掃するために浴槽内のお湯を全て抜きます。
湯が少なくなってきたらブラシなどで排水口に向かってゴミを取り除いていきます。
全て抜けきったら底に溜まった泥や藻を洗い落として掃除完了です。


この温泉の湧出量は豊富なので、清掃後満水までは30〜60分もあれば十分湯を張ることができます。
夏は少なめで温度高め、冬は多めで温度は低めになっています。下流の水や雪などで温度を調節しましょう。
お湯が貯まったら給湯口の向きを変えておき、入湯の準備完了です。

入浴前に注意しておきたいのが、動物です
山中のため虫はもちろん、地面が温かいためマムシなどの毒蛇などに十分注意しておかなければなりません。
また、ツキノワグマやカモシカなど大型の動物も生息している地域のため、虫除けスプレーなどの対策やクマ除けのベルなど事前準備をしっかりとしなければ命に危険が及びます。
決して散歩気分で行く場所ではないのです。

◆田代元湯の効能

すでにかなりの重労働の上常に警戒して精神が削られていると思いますが、その分温泉に浸かった時の開放感はたまらないでしょう。
「田代元湯」の泉質は、硫化水素芒硝泉(硫化水素芒硫泉)アルカリ性/48℃。
効能は、リウマチ・胃腸病・神経痛・婦人病・糖尿病などだそうです。

◆田代元湯の歴史

冒頭にも書きましたが、この「田代元湯」があった場所は、江戸時代より以前に漁師が発見し露天風呂を作り「茂助湯」と呼ばれていました。
名称が変わり「田代元湯」の小屋が明治時代に建てられます。1902年の冬に行われた陸軍のロシア遠征を想定した訓練で起きた「八甲田雪中行軍遭難事件」にて行軍隊が遭難した際に隊員2名がこの小屋にたどり着き、この温泉を飲んで凌ぎ、内1名が生還したという逸話があります。

温泉の近くには冒頭でも書いた「やまだ館」という宿泊施設がありました。電気や電話もない一軒宿で交通手段も徒歩で30分以上、宿泊費も1000円ほど高い宿だったそうです。
「やまだ館」は1963年頃まで鉱山労働者の湯治として賑わいますが、1995年に宿泊施設が廃業。合わせて廃湯となります。
その後施設は放置され、廃墟となっていましたが、2007年頃に大雪により全壊。現在は離れの小屋のみがその姿を残しています。

2015年には「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」で紹介され、野湯となった「田代元湯」にお笑い芸人のスギちゃんが入湯しています。
2018年にはダム建設により沈んでしまう予定となっています。

◆まとめ

一筋縄ではいかない道程と獣虫の危険、入湯前の清掃など、何かと体力・精神力との戦わなければ入れない「田代元湯」。
男気溢れる、男の中の男でなければたどり着けない秘湯。
行ける時間も残りわずかとなっています。我こそは!という方は下調べや準備などを万全にした上で、足を運んでみてはいかがでしょう。
ただし、何があっても自己責任でお願いします。


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