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ホビー&ライフ > 施設・スポット・旅行 > 大人の男の一人旅:”死にゆく町”チヴィタ・ディ・バーニョレージョ
大人の男の一人旅:”死にゆく町”チヴィタ・ディ・バーニョレージョ
イタリア・ヴィテルボ県バーニョレージョにある2500年以上前にエトルリア人によってつくられた”死にゆく町”「チヴィタ」を紹介!
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バックパッカーとなり、世界中を旅する…男の夢のひとつですよね。
今ひそかなブームとなり年々注目されている1人旅にお勧めのスポットを紹介していくコラム『大人の男の一人旅』

第5回目は、イタリア・バーニョレージョにある"死にゆく町"と呼ばれる分離集落「チヴィタ」を紹介したいと思います。
エトルリア人によって凝灰岩の台地の上に2500年以上も前につくられた都市なのですが、地震などが起こる度に台地辺縁部が崩落しており、建物が崩れる危機に常にさらされています。

◆チヴィタの場所や交通手段は?

チヴィタはイタリア共和国ラーツィオ州ヴィテルボ県バーニョレージョに属する分離集落で、近くには人気の避暑地ボルセーナ湖があります。

チヴィタへ行くには成田、関西空港などから乗継便で12時間程度でローマまで。航空料金は片道で約5万円程。ローマからは「テルミニ駅」から列車で「オルヴィエート駅」まで1時間程度で行くことができます。こちらの料金は7.5ユーロ。

「オルヴィエート駅」から最寄りのバーニョレージョまでは約50分ほどかけてバスで向かい、そこからさらに1.9kmの距離をバスなどで移動し、ようやくチヴィタに到着です。ミニバスを利用する場合は0.7ユーロ。

また、レンタカーを使えば、ローマからチヴィタまでは高速道路を利用すれば1時間50分ほどで到着します。
道中は牧場やオリーブ畑など、のどかな風景が広がっているのでドライブ気分で楽しめると思いますが、イタリア人は運転が荒いことで有名です。運転にはくれぐれも注意しましょう。


近年ではチヴィタに入るには入村料1.5ユーロが必要。
料金を払ったら300メートル程の橋を渡り、ようやくチヴィタへと到着です!

◆チヴィタの特徴や名産品
時代感じる中世建築

チヴィタには、先述したような環境背景があり、町の人口はなんと10名程。
町並みはまるでタイムトラベルでもしたかのような中世の建築物が立ち並んでおり、中心広場には様式美ある聖ドナート教会があり、もちろん中に入ることも可能です。

町の中は旅行者以外ほとんど人影もなくどこか寂しげで、時代に取り残されたようなもの悲しい雰囲気が漂っています。

人口よりも多い生き物

人口は少ないのですが、実は代わりにこの街には猫がたくさん住み着いています。猫好きな男性には、この町並みとの組み合わせがたまらないはず。きっとシャッターが止まらないことでしょう。

近年は施設も充実

近年では、観光スポットとすべく宿泊施設やレストランも増えてきているようです。
名産である「オリーブ・オイル」はイタリアで最も美味しいと言われるほど。レストランではブルスケッタやサルシッチャにたっぷりとかけて贅沢に食べてみてください。

また、「羊のチーズ」も有名で、ぶどうの搾りかすの中で熟成させた「ぶどうチーズ」、新鮮な「リコッタチーズ」などここでしか味わえないものも。
旅といえばその土地の料理を食べるのも醍醐味のひとつ。この2つはぜひ堪能しておきましょう。

◆海の民「エトルリア人」

エトルリア人はイタリア半島中部に住んでいた先住民族。ですが、そのほとんどが謎に包まれています
ローマより以前の古代ギリシャ時代にはすでに地中海に散らばっており、古代ギリシア人と交易を行う「海の民」と呼ばれていたそうです。

そんなエトルリア人は、当時の古代ギリシア人の文化水準を超える技術を持っており、例えばローマ建築の特徴とも言える「アーチ」はエトルリア人の特徴なのです。

立地的に当時交易を行うには合理的であったこの場所に、それほどの技術力を持っていたエトルリア人が町を作ったのは、なんだか納得のいく話ですね。
ですが、町が作られた頃からすでに端が崩れていたようです。当時は近くの川の流れをコントロールして、浸食をとめていたというのだから驚きです。

こういった歴史のロマンを思いながらぜひ、町から見える雄大な景色を眺めてみてはいかがでしょう。

◆まとめ

早朝などに厚い雲が町を覆えば、まるで天空に取り残されたような姿を現すチヴィタ。かつて教皇の隠れ家としても使われていたという、中世の雰囲気残る石造りの町並みは「歴史的ロマン」を感じることができるでしょう。

ぜひ町に訪れ、自然の力によって風化してゆく儚さを感じながら壮大な時の流れに思いを馳せてみてください。


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