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特集> 男前の条件 > 有名人が語る男前の条件 小池一夫インタビュー

仕事の苦しさや楽しさについて

79歳という年齢になってくると、自分で書く事の楽しさというものはもう終わってきます。手塚治虫先生が2002年、僕は2004年に世界最高のウィル・アイズナー漫画業界賞の「漫画家の殿堂」に小島剛夕さんと一緒に入れていただきました。世界中の漫画家達がずらっと集まる中、絵を描かない人間が少なくとも3人受賞しています。ウォルト・ディズニー、スタン・リー、そして僕です。絵を描かない人間が、最高の漫画の殿堂に入っているということは非常に珍しく、とても名誉なことです。おかげでサンディエゴやタイで行われるコミックコンベンションなどに招待されます。漫画の殿堂というお山のてっぺんに上がって、そこからどんどん降りて、地面に降りちゃってまたスタート地点に戻ったという感じ。今は、次の世代を育てる方がおもしろいですね。
自分の育てた漫画家が一流誌に入ってマスメディアの世界でどんどんヒットすると嬉しいし、アニメになればもっと嬉しい。そして弟子や孫弟子の世界が始まる。これは自分のことのように嬉しいですね。これが小池一門です。

小池一夫インタビュー"

『キャラクター原論』を作って、「キャラクターを起てる」という言葉を作り、今では漫画編集の誰もが使っています。 とうとう大学の学科にまでなりました。 自分の理論がこれだけ広まるということは嬉しいことです。

仕事以外になにか趣味などはありますか?

昔はいろいろやりました。漫画家の仲間たちと野球をやったりした時は、やはり水島新司さんのチームが強かったですね。ゴルフは世界中のゴルファーと一緒にやったり、クラブチャンピオンになったりしました。ALBAというゴルフ雑誌を作って40万部まで部数を伸ばしましたね。麻雀はプロ最高戦に出たりして、プロに混じってやってもまだ負けないくらいの力はあると思いますけど、もう普段はやっていません。今の趣味はDVDや小説などいろんな作品を見ることです。一日にDVDは3、4本見るし小説は大体1冊くらいは読みますね。新幹線で片道2時間半あると、楽に1冊読めます。最近はなかなか見たい作品がない中、直木賞を取られた葉室麟さんの小説をよく読んでいますね。あの人はうまいので、ほとんど全部読んでしまいました。まぁ今弟子達にこうやって教えたり、活躍できる世界を作ったりしていることも趣味のようなものですけれどね。

これからのビジョンなどは何かありますか?

今はメメントモリ(「死を思え」)の世界に向かって流れています。79歳になるといつ終わるかが大体自分でわかる。目標を立てても達成できないのです。いつどこで死ぬか、どこのお墓に入るかなんてことを、75歳を過ぎると、誰でも考え出します。そうすると身の回りの整理が目的みたいになっていきます。一日一日がものすごく貴重なわけで、将来の目的を立ててそれに向かって苦労するということはしたくない。ただ、今は大学とか専門学校に行って漫画家を育てることが面白いので、これはずっとやっています。こういう楽しいと思えることをずっと行なっていくのが目的といえば目的ですね。

(続く)
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