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> 映画『蠢動−しゅんどう−』舞台挨拶
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武士道を縦軸に、走る、斬るを横軸に描く、待望の本格正統時代劇。
人として、武士として、公として、それぞれの貫く正義が激動する!


© 2013 株式会社 三上康雄事務所

『蠢動−しゅんどう−』の公開を記念して10月20日にTOHOシネマズなんばで行われた舞台挨拶の模様をお送りします。

若林豪(74歳)、栗塚旭(76歳)、三上康雄監督(55歳)
<チーム蠢動>マット奥井、福場翔太、慎竜太郎、鶴井一矢、森本真也

『蠢動−しゅんどう−』とうとう昨日より幕が開けましたが、脚本・監督、さらに製作までされた三上監督、一言ご挨拶をお願いします。

三上監督:今日はわざわざ本当にありがとうございます。何よりももう、すごいお二人(若林&栗塚)がいらっしゃいますので、先にお二人の話からお願い致します。

時代劇を知り尽くしている若林さん、この『蠢動−しゅんどう−』に出演されて、ご覧になった感想はいかがでしょうか?


若林豪さん
若林:この三上監督が、『切腹』『上意討ち』など自分が観たい時代劇映画がないから、なければ自分で創ろうということで作られたのが、この『蠢動−しゅんどう−』でございます。
大変思い入れが深くて、撮影も伊賀上野で本物の昔のお家をそのままお借りしての撮影でした。
私は家老役なので、毎日座ってばかりでして、ある時なんか23時間、朝の8時から次の日の7時までずっと座りっぱなし。もう動けなくなって、それから足に水が溜まったんです(会場:笑)。この映画は、今でいう普通のサラリーマンである何の罪もない若者が、藩のため、家のために、この男を殺せということになるんですね。そういう理不尽な時代に彼らは本当に生きてたわけで、これがこの時代の男の生き様であり、死に様だったと思うんですね。
監督はそれをもう一度(次の映画を)作りたい、もっとおもしろいものを作りたい、と・・・そのためにはお金がいるんです。(会場:笑い)一人でも多くの方に観ていただいて、次につなげたいなと思っております。どうぞ皆さん、「おもしろかった」と言って、宣伝してやってください。よろしくお願い致します。

続きまして、まさしくミスター時代劇、栗塚さん!まずはこういった本格時代劇に出演された感想をお聞かせください。


栗塚旭さん
栗塚:そんな紹介していただくと、もうどっかに隠れたくなるんですが、(会場:笑い)ただただ長くやってきたというだけで、50年も時代劇をやっているとただその垢だけがついてるんで・・・(笑)。
実は、この『蠢動−しゅんどう−』は、30年前に一度、三上監督からオファーいただいて、その時はちょっと忙しくて実現しなかったのですが、やっと30年経って念願の出演を果たすことができました。
観ていただいたらお分かりのように、僕さえ江戸から訪ねて来なければこの悲劇は起こらなかったんです!だから一番悪いのは、私なんです。(会場:笑い)
こんなところでご挨拶してる場合じゃない、切腹でもしなきゃいけないと思うのですが(会場:笑い)・・・。
それでも時代劇ですから、僕もやる以上はと思って、台本いただいて色々読ませていただきました。
これは、定年が目の前にある因幡藩上代家老(若林)と、江戸で長年マルサみたいなことをやっていた公儀の使者(自分)が、とにかくこんな仕事から早く足を洗いたい、そのためには早く因幡藩の問題を解決して、搾れるものは全部搾り取ってやろうと思っていたところ、自分の密使が殺され、どうしたものか慌てて因幡藩にやってくるという、公儀には公儀なりの武士道が描かれているんですね。そして、この映画の見どころは、若者たちの雪の中での素晴らしい立ち回りと、そこに響く和太鼓の音。僕は見せていただいて本当に久しぶりで良い時代劇に参加させていただいた、と。本当にありがとうございました。

それでは、監督助手兼奥寺の的助役で参加されたマット奥井さん、ロケ中暖冬の中、雪を探すのに大変だったそうですね。

マット奥井:雪があまりなくて、ロケ場所に着いたら、まず最初に雪かきをやって雪を作るところから始めました。
監督は、モニター見ながら「マットさん、ちょっと左の下の岩の所に雪ないねん」って言わはるんです。いや、僕から見たら岩だらけなんでどこか分からないんですよね。(会場:笑い)で、岩に雪をかけたら今度は「葉っぱのとこないねん」と、ワンカットにもデザインとして雪を細かくのせてほしいという、監督の熱意が伝わりました。
また、監督は長回しを結構されるのですが、ラストシーンなんかもワンカットで撮っているので、みんな結構バテバテの立ち回りになるのですが、逆にそれがすごいリアリティで、とても素晴らしい作品になったのではないかと思います。

では最後に、監督はじめ若林さん、栗塚さん一言ずつお願いします。


三上監督
三上監督:自分の観たい時代劇映画がない、だから自分で創るということで、作らさせていただきましたが、出演者の皆さん、スタッフの皆さんのおかげで、自分が観たい映画ができました。
本当に毎日でも観たい映画になりました。
あとは皆さんが今日観ていただいて、「いい映画だなぁ」と言っていただければ、こんな幸せなことはありません。
本当に小規模な宣伝しかしておりませんので、皆さま方の口コミが大事です。
もしよろしければ口コミ、その他ネットで「良かったよ」と書いていただければ、とても嬉しく思います。
ありがとうございました。

若林:本当に一人でも多くの方に観ていただきたい、そのためにどうぞ皆さん、お帰りになったら「おもしろかった。いい映画だよ」と宣伝してやってください。どうぞよろしくお願い致します。

栗塚:次回作ができるまでは、頑張って生きようと思っております。(会場:笑い)どうぞ皆さんもお元気で、また会えることを楽しみにしております。




10月19日(土)より 
TOHOシネマズなんば、TOHOシネマズ鳳、ユナイテッド・シネマ岸和田、TOHOシネマズ二条、TOHOシネマズ西宮OS
ユナイテッド・シネマ大津にて公開中
以降、今冬
元町映画館、シネピピア
にて公開予定

© 2013 株式会社 三上康雄事務所

監督:三上康雄 出演:平岳大、若林豪、目黒祐樹、中原丈雄、さとう珠緒、栗塚旭、脇崎智史
2013年/日本/102分/カラー 配給:太秦株式会社
『蠢動−しゅんどう−』公式サイト

【物語】
享保の大飢饉より三年が過ぎた享保二十年、山陰の因幡藩は落ち着きを取り戻したかのようにみえた。
しかし、幕府から遣わされた剣術指南役の松宮十三に不審な動きが。
城代家老の荒木源義は、用人の舟瀬太悟に松宮の動向を探ることを命じる。
時を同じくして、剣術師範の原田大八郎は、幼き時に父を亡くした若き藩士・香川廣樹の剣術修行の願いを叶えるため奔走していた。そんな折、ある事件がきっかけで藩を揺るがすことに…。
様々な思惑が交錯するなか、それぞれが大きな決断を迫られる。

【解説】
本作は、徹底してリアルで、緊迫感と殺陣が連続する本格正統時代劇映画です。
関西自主映画界の雄といわれ、自主映画初の16mm時代劇「蠢動」を監督した三上康雄が「自分の観たい時代劇映画はない。だから、自分で創る」という信念で、33年の思いをこめ、自ら脚本を書き、監督いたしました。
武士道の義を貫こうとする剣術師範役に「一命」(2011年)、「のぼうの城」(2012年)など数多くの話題作に出演し圧倒的な存在感を放つ平岳大、そして、若林豪、目黒祐樹、中原丈雄、栗塚旭、さとう珠緒らの豪華キャストに、藩士役の脇崎智史は雪中でのスタントなし、早回しなしの大殺陣に挑みました。
また、殺陣の久世浩(「たそがれ清兵衛」「必死剣鳥刺し」等)、照明の宮西孝明(「最後の忠臣蔵」「鬼平外伝」等)、音響効果の伊藤進一(「蝉しぐれ」「桜田門外の変」)など、時代劇映画の最高峰のスタッフが集結。
さらに、三重の伊賀では重要文化財の建物内での撮影、京都の美山、滋賀の朽木、福井の勝山では雪中で撮影し、全編オールロケを敢行。
倭太鼓飛龍の荒太鼓が、5.1Chで劇場内を包む、待望の本格正統時代劇にご期待ください。
■ 映画『蠢動−しゅんどう−』舞台挨拶
開催日 10月19日
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