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OTOKOMAE NEWS〜男前ニュース〜Vol.43

関ジャニ・渋谷すばる脱退会見全文公開




ジャニーズ事務所の人気グループ「関ジャニ∞」が15日、都内のホテルで記者会見を開き、メンバーの渋谷すばる(36)が脱退し、今年12月31日をもってジャニーズ事務所を退所することを発表した。

会見には怪我で療養中の安田章大以外の6人が出席。

渋谷は脱退の理由を「この先は今までの環境ではなく全て自分自身の責任下で今後の人生を音楽で全うすべく、海外で音楽を学び、今後さらに自分の音楽というものを深く追求していきたい」と説明した。




会見に同席した横山は、涙ながらに「正直、今日の日が来ないでくれればいいと思った」と話しながらも、ファンに向けて「僕らもすばるに負けないよう、全力をで前を見て突っ走っていくので、お力をお貸しいただければと思います」と語った。


 

会見の全文




渋谷すばる(以下、渋谷):本日は貴重な時間を頂戴しまして、お集まりいただきありがとうございます。

私、渋谷すばるからお伝えさせていただきたいことがございます。


この度、ジャニーズ事務所を辞めさせていただく決断をいたしました。

15歳のときにジャニーズに入れていただいてから、21年間音楽を追求してきました。

関ジャニ∞として、活動させていただく中で、自分の音楽というものを軸にグループを少しでも大きくしていけるようにという想いで活動してきたつもりです。

36歳という年齢を迎え、人生残り半分と考えたときに、今まではジャニーズ事務所、関ジャニ∞というグループにありがたくも守られ、支えられ、時には甘えさせてもいただきましたが、この先は今までの環境ではなく全て自分自身の責任下で今後の人生を音楽で全うすべく、海外で音楽を学び、今後さらに自分の音楽というものを深く追求していきたいと思いました。


この決断により、一番近くで活動を共にしてきたメンバーに大変な迷惑をかけてしまうことを本当に申し訳なく思っております。

ジャニーズ事務所の方々、関ジャニ∞に関わってくださるすべての方に多大なご迷惑をおかけしてしまうこと、大変申し訳なく思っております。

関ジャニ∞を応援してくださっている方々を悲しませ、がっかりさせたり、驚かせてしまったりと様々な思いにさせてしまうことを本当に申し訳なく思っております。


 

メンバーと何度も話し合いました。

その度に自分を見つめ直し、考え直しました。

ですが、自分の意志が変わることはありませんでした。

自分勝手な決断で申し訳ありません。今まで育てていただいたジャニーズ事務所、関ジャニ∞、今まで関わらせていただいたすべての方々、応援してくださっているすべての方々への感謝を忘れず、今後の人生を歩んでいきます。

まだまだ未熟者であり、この先の厳しさというものも感じております。

今後の音楽人生で示していけるよう、精進いたします。

以上です。


横山裕(以下、横山):皆様、お忙しい中集まっていただき、ありがとうございます。

まずはじめに、ファンの方に心配をかけ、僕たちに関わってくれているスタッフの皆様、各関係者の皆様にご迷惑をかけることを本当に申し訳なく思っております。

どうもすみません。


正直、今日という日が本当に来ないでほしいという思いでいっぱいでした。

僕らなりに全力ですばるにいてほしいという思いも伝えました。

でも、すばるの思いは強く、何の迷いもなく、それを聞いたときに、僕たちも下を向いてちゃいけないと本当に思いました。

これから、すばるを厳しい道が待っていると思います。

僕たちもすばるに負けないよう、全力で前を向いて、突っ走っていくので、皆様どうか、お力を貸していただければ幸いです。

これからもよろしくお願いします。


丸山隆平(以下、丸山):皆さんお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。

まさかデビューする当時はこのようなことがあるとは思ってもいなかったですし、ファンの方々にもすごく仲の良いグループだっていうので、そういう空気を楽しんでいただいた時間がたくさんあったんですけど。


本当に仲が悪くなってとか、どうこうあってということではなく、きっとね、エイター(関ジャニ∞ファンの愛称)の中にも、ファンの方の中にもどんな風にこういう事実を受け止めるのかというのは、僕たちの手の届かないところで色んな風に想像したり考えたりするのは当然だと思います。


これはやっぱり関ジャニ∞でみんなで向き合って、すばるくんとも向き合って出た結果です。

メンバーということに変わりはないです。

これからすばるくんがいる関ジャニ∞、そうじゃない関ジャニ∞という形で進んでいくとは思うんですけど、エイトであるということは事実なんで、これからもそういう思いだったり、みんなで一緒にいた時間だったりというのをファンの方だったり応援してくださった方と共有しながら進んでいけたらなと思っております。

どんな風に感じるか分からないですけど、どうかこう、前向きに、プラスのほうに、僕たちも考えて進んでいきたいと思っているので、変わらず渋谷すばる共々、関ジャニ∞を応援していただければなと思っています。

本当にありがとうございます。


大倉忠義(以下、大倉):お忙しい中、ありがとうございます。

まぁ、あの、こういう結果になってしまったことは非常に残念なんですが、なんですかね、メンバーってすごい不思議な存在で、他人なんですけど、家族のようであり。そういう大事な存在の一人が下した決断ということを、もちろん応援したいし、一緒に7人で夢を追いかけていきたかったですけれど、すばるくんがそういう夢を持ったのであれば、応援するべきなのかなということを思いました。


この数日、ファンの方々は色んな憶測を呼ぶような形になってしまいましたけれど、なんですかね。

悲しい、寂しいという思いはあると思いますが、僕らと同じような気持ちで背中を押してあげてほしいなと思います。


錦戸亮(以下、錦戸):お忙しい中、ありがとうございます。

せっかくの日曜日にありがとうございます。

錦戸亮です。


そうですね、初めて聞いたときは正直びっくりもしたんですけど、なんでしょう。

今こうして僕たちがジャニーズ事務所という大きな事務所にいて、さっきすばるくんが言ってましたけど、守られたりだとか、色んなことが分かった状況で、それでもここを飛び出してやっていきたいって決めるっていうことでも、すごい決断だったと僕的には思うんです。


 

そこまでの覚悟だったり、本当に自分がやりたいことを見つけたすばるくんの決断を僕は尊重したいですし、もちろん頑張ってほしいですし、「これで良かったやろ」って証明してくれるような未来を作っていってほしいです。

綺麗事かもしれないですけど。

僕ら自身も6人でこれからやっていって、すばるくんに「どうや」って言えるような僕らでいたいですし、頑張るからなって思いましたね。

なんでしょう、すばるくんの歌声が一生聴けなくなるわけではないので、応援していただけると、すばるくん、6人の関ジャニ∞を応援していただけると嬉しいです。


村上信五(以下、村上):お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。

村上信五です。

メンバーが言った言葉がすべてではあるんですけども、ベストアルバムやツアーなど色々準備していく最中での出来事で、まずはファンの皆様にこのような形で色々と驚かせてしまって申し訳ないです。


話を聞きましたときに、ここまでの思いとは正直最初は思っていなかったというのもあります。

すばるがいたジャニーズの21年というのは、僕と横山の21年でもありますので、そこでも彼が下した決断というのはイチ男としての決断なんだなと。


付き合いの長い僕らからすると、それは尊重する以外の何物でもなかったですし、今回の話し合いの中で一度も揉めるということもなければ、「なんやねん」と憤ることも何一つなく、話して話して、そうかと。


 

じゃあもう、すばるが言ったように、まだ見えていない音楽というものを僕らがいずれ聴くまで、僕たちは関ジャニ∞というグループで頑張ろうか、お互い頑張ろうということがきちんと話せた上でのこの度の形ということになりました。


これからはどうなっていくかというのは正直僕らも分からないことでもありますし、どうしていったらいいのかは、やるべきことを一つひとつやっていき、ファンの皆様に安心して僕らを見ていただける状況を作っていくことだと思います。


ファンの方は分かると思うんですけど、「エイター」という言葉はすばるから最初に出てきた言葉でもありますし、それは一番ファンの皆さんが分かっていることです。

この言葉を残してでも、旅立っていくということも含めて、我々はそれを受け継いだ上で向き合っていくことだと思います。


 

家族であり、友人であり、ライバルでもありという、色んな時期を経てきています。

ジャニーズジュニアのときはこのメンバーで、関ジャニ∞というグループでデビューできるか分からない中で過ごしてきました。

そんな中で、今回の決断ですので、僕らにしか分からないところでの思いというものもたくさんあります。

それでも、イチ男としての決断はもう背中を押す以外にはなかったことです。

しばらくまだ活動は続きますので、その前にきちんとご説明差し上げなければいけないなということでこの度の会を設けさせていただきました。


安田章大(コメント):本日、このような大切な場であるにも関わらず、欠席することになってしまったことをお詫び申し上げます。

2月中旬に初めて渋谷の意志を聞いたときは正直理解が追いつきませんでした。

唯一無二のグループになることを目指して共に歩んでいる道中ということもあり、もちろん彼の選択を止めました。

必死に止めました。


しかし、渋谷の意志は固く、すでに前を向いて歩み始めようとしてることも理解しました。

渋谷の性格を知っている以上、これは彼の背中を押すべきなんだろうと。

音を楽しむことを常に追求し続けてきた渋谷だからこそ、奏でられる音楽がきっとこの先あると思っています。

関ジャニ∞を離れても、渋谷の音楽に聞き惚れていけば、という想いを込めて渋谷を送り出したいと思っております。


 

関ジャニ∞を支えてくださっている全ての皆様、ずっと一番近くで応援してくださっているエイターのみんな、これから先、関ジャニ∞と渋谷は今まで以上に覚悟を持って日々の仕事に精進していきますので、これからも支えていただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。


――具体的にどんな音楽をこれから目指していきたいですか。


渋谷:考え始めたのは35歳を過ぎたあたりからだと思います。

年齢的なタイミングというか、人生半分くらいきたのかなぁとぼんやり考え始めたのが最初で、この意志が自分の中で固まったなと自分で感じたのは今年の1月あたりやと思います。

意志が固まった以上はなるべく早くお伝えしないと、今後のことを考えると、色んなご迷惑が大きくなるだけかなと思いまして、このタイミングになったということですね。

音楽というものを今までちゃんと勉強したことがないので、そういった音楽の学校なのかというのも色んなところがあると思うので、そういうところにまずは行って学びたいなというところです。


――それは関ジャニ∞ではできないことなんでしょうか。


渋谷:えーっと、音楽の学校に通うということですか?

 できるできないはまぁ、そうですね……。

できなくはないとは思います。

今まで自分は音楽が好きだということで活動してきたんですけど、ここ何年間かは特に音楽の活動をたくさんやらせていただけて、グループとしても、個人としても音楽活動をさせていただけた中で、自分としてはものすごく、命懸けでやらせていただいたつもりではあるんですが、その経験があったからこそ、さらにここから先の人生は自分だけの責任でどこまでやれるかということに今後の人生を懸けていきたいなと思いました。


――先ほど、年齢的にも人生のことを考えてとのことですが、具体的に活動の中できっかけになったことはあったんでしょうか。


渋谷:これというきっかけというよりは、ずっと音楽が好きで活動してきたというのがあって、これがきっかけというのはないです。

同じことになりますが、自分の中ではこの21年間すべてという感覚なんですけど、ここ最近色んな音楽活動をさせていただけていたというのが自分の中では大きいですね。


――バラエティ番組に出るのが嫌だったという報道もありました。


渋谷:責任を持って否定させていただきます。


――やっぱりそれはノリノリで?


渋谷:はい!


――渋谷さんにとっての関ジャニ∞という存在はどういうものでしたか。


渋谷:どういう存在……。

間違いなく、自分の中では一番大きくて大切な存在で、家族より長い時間を共に過ごしてきた人たちなので、中途半端な覚悟や中途半端な想いでは何一つできなくて、何をするにも全員命懸けで取り組んできたからこその今があると思っています。

自分もその経験があってこその今回のこの決断に至ったので、本当に心からの感謝と、心からの申し訳ない気持ちです。


――メンバーに支えられて、甘えてここまできたとありましたが、もっと甘えて、あとちょっと自由にさせてもらえないか、というようなことは浮かびませんでしたか?


渋谷:なかったです。

今まで自分は音楽が好きで活動をしてきて、その中で年齢的なことを考えることもあり、今後の人生は自分で音楽を一から学んでやっていきたいという意志が固まったので、辞めさせていただきたいという意志を伝えました。


――今、メンバーの皆さんのご挨拶を、どんな風に言葉が入ってきましたか。


渋谷:感謝しかないです。

感謝と申し訳なさと、どんな理由があれ、どんな自分の決断だとしてもこれはもう迷惑をかけてしまうことは間違いないことなので、そこに関してはただただ申し訳ない気持ちしかないです。

にも関わらず、一人ひとりが言ってくれた言葉というのも、頑張ってこいよというような気持ちを感じ取れたので、本当に感謝しかありません。


――15歳から21年間ジャニーズ事務所にいて、今思うことは。


渋谷:本当に良かったなと思っています。

色んな経験をさせてもらいましたし、特に15歳という年齢からの21年間という一番多感な時期もそうですし、そういう時間をこのジャニーズというところで色んなお仕事をさせていただく中で自分という人間も作られてきたので、本当にそうですね、感謝しかないです。

今後の人生もジャニーズというところで21年間、関ジャニ∞というグループで活動させていただけたということは自分の人生で一生の誇りだと思うので、この感謝と誇りというものを常に胸において生きていきたいです。


――大変だった、しんどかったということはありましたか?


渋谷:楽しいことしかなかったですね。

それは一人じゃなかったですから。ありがたいことに仲間がずっと横にいてくれたので、誰かが辛そうな時は助け合えてきたのがグループの良いところで、特に大阪から一緒に出てきたというところもあり、絆が深いグループではあるので。

辛いというより、助け合えたり楽しい時間がほとんどでした。


――今後は海外を拠点にとのことですが、場所はどちらでどのようなジャンルの音楽をやっていきたいと考えられていますか?


渋谷:音楽の学校とはいえ、色んなところがあると思うんです。

語学も分からないと自分でできないんで、語学も含めて学びたいなと思っています。

とりあえずは英語圏がいいかなと漠然とは思っています。

英語を習得したいというのもありますし、世界共通語ですし。

英語はできたらなと思っています場所はこれから具体的に探していきたいなと思っています。


――今後思い描いているご自身の将来の形は?


渋谷:音楽を学びながら、自分の音楽表現というものは今までとは変わらないかもしれないですけど。

自分から出てくるものを音楽として形にしていけたらなと思っています。


――ジャニ―さんから何かお言葉はありましたか?


渋谷:直接電話をさせていただきまして、今回こういう決断をしましたということは伝えさせていただきました。


――具体的にどんなお話をされましたか?


渋谷:今回この決断をしましたという経緯といいますか、こういう風に決めましたということと、今まで育てていただいた感謝の気持ちをまずお伝えしました。

「そう決めた以上は応援するしかないので、頑張りなさい」という言葉をいただきました。


――ジャニ―さんにはいつ報告を?


渋谷:えっと、2日前とかですかね。


――7人全員で話し合ったのは何回くらいで?


渋谷:全員では2回とかですかね。

7人全員という席は2回、各々で食事に行って話したりとか、連絡をもらったりとか常にそういうのはありましたね。


――去年同じ事務所でグループの解散や先輩の退所というケースもありましたが、そういった先輩の姿が多少なりとも影響はあったのでしょうか。


渋谷:まったくないです。


――決断に至って、どなたか先輩に相談はされましたか。


渋谷:まったくないです。


――全て一人で決められた?


渋谷:そうです。


――今、渋谷さんが目標としている存在はありますか?


渋谷:特にないです。

この人になりたいというのはないですけど、自分なりの音楽表現で何かをちょっとでもお伝えしていけたらというのは思っていますけど。


――たとえば事務所の先輩で目標とする方はいらっしゃるんですか?


渋谷:ジャニーズの中でですか?

 目標とする方がいたら僕は辞めていないと思います。


――留学はいつから行くとかは決まっていない?


渋谷:そうですね。

これから自分の活動の最後がどこになるのかというのもこれからだと思うので、その辺が見えてきてから決めようかなと。


――ファンの方の前で挨拶をするのはこれが最後の可能性が高い?


渋谷:ですかね。

今後の残された活動といいますか、その中でどんなことをやっていくのかはこれからというところですので。


――海外を拠点に音楽を追求されるということですが、その後のビジョンは。


渋谷:勉強をしていく中で今までも曲を作るということはしてはいたので、それを一から勉強していく中で、自分から出てくるものがあればそれを形にしていこうとは思っていまして。

それを何かしらの形で発表するのかどうかは今は分からないのですが、そういうタイミングや機会があるならば、そういうこともいずれはできたらなと思っています。


――芸能界を引退するわけではないということですよね。


渋谷:そうですね。

音楽表現をしていくということですので、芸能界というのをどこまでというのはあれですが、引退というわけではないです。


――今日がメンバーとして出る最後という形なのでしょうか。


村上:収録している番組もありますし、これから録るものは一緒にやります。


――せめて今年いっぱい、コンサートツアーが終わるまでという決断はなかったんでしょうか。


渋谷:自分の意志が固まったのが今年の1月くらいで、自分の中でそうなった以上はなるべく早く事務所やメンバーにお伝えしないと、今後色んな仕事をいただいたり決まっていたりしたならば、どんどん大きくなるだけだなと思ったのでお伝えしました。

ですが、自分がお伝えした時にはアルバムの制作やツアーの制作は始まっていたので、その段階で決まっている仕事は最後まで責任を持ってやらせていただきますという意志でお話をさせていただきまして。


 後は事務所の判断もそうですし、実際活動をする6人のメンバーなので、そこはお任せさせていただきますと。

コンサートの制作は始まっていたので、全て終わるまで責任を持ってやらせてくださいとお伝えさせていただきました。


――コンサートは6人体制なんですよね。

それに対しては?


渋谷:全て受け入れて、自分の残されたやるべきことを責任を持ってやらせていただきたいと。


――辞めるという発表はご自身ではなく、相談してこの時期ということに?


渋谷:そうです。


――記者会見という形で皆さん一緒に出られたというのはどういう思いがあったんでしょう。


渋谷:僕としてはこんな場を設けていただいて、この自分の勝手な決断をちゃんと喋らせていただけたのはありがたい気持ちです。

自分のことなんで、自分だけで良かったのかもしれないですが、メンバーも一緒に立ってくれているというのはありがたいです。


横山:僕たちもやっぱり生の声でファンの皆様にも伝えなければいけないと思いましたし、何よりもすばるを送り出さないといけないという決意が大きいです。


丸山:第一はファンの方のためですね。

もちろん、すばるくんやグループだったりというのもあるので、当然のことかなと。

後、会見したほうが分かりやすいじゃないですか。

そういう形でお届けするのがグループとしての誠意かなと思いますし。


大倉:なんででしょうか。

僕は最初、嫌だったんですけど。

でも、ファンの方のためを想ってっていうのと、やっぱり勝手な決断をしたすばるくんのことを嫌いになれなかったですね。

だから、こういう場に立つのであれば、こういうところでどんな発言をするのか横で聞いていたいなと思いました。


錦戸:この知らせを聞いたファンの方々はすごくショックを受ける方もいらっしゃるでしょうし、僕たちも最初はそうだったんですけど。

でも、それよりも門出の日と言いましょうか。

そっちのほうが強いですかね。


村上:会見に出た色んな理由がありきですけど、すばるも大変ですよね。

僕らも大変ですけど。

ファンの方々が心の整理をするまでに時間もかかると思いますし、その中でやっぱり会見をやるというのが、すばるが自分の口できっちり話すというのが一番だと思いますから。コメントだけだと伝わらない部分もあると思いますから。そこで、付き合いが長いわけですから、口下手な男が一人で立ったら心配なところもありますから。全員でいたほうがいいやろうとこういった形をとらせていただきました。


――メンバーの皆さんはこれからツアーが待っていますが、ツアーへの意気込みを聞かせてください。


村上:まず曲はどうするか、セットリストのことも含めてですけど、それはもうすばるが歌っていたところをどうするかというのは最初に向き合うべき課題にはなります。

そこで、僕とかヨコ(横山)が歌った時に笑われないようにしないといけないですし、それは最初に決めてしまったらそれが僕らの表現の一つになってきますから、僕らなりにベストを尽くして、考えた上で皆様に届けたときに、きちんと6人でやっていけるんだなと提示できるのが最善かなと思っております。


――メンバーの皆さんは先ほど必死で止めたということでしたが、具体的にどんな言葉で引きとめたんですか?


横山:そうですね、うーん。正直やっぱりすばるが辞めた関ジャニ∞というのが想像つかなったですし、すばるが歌で仕事を一生懸命やっていたこと、歌に命懸けだったことももちろん知っていたことだったので、それを僕たち関ジャニ∞と一緒に夢見ることはできひんのかなと。

色んな思いを伝えましたけど、やっぱりそんな中途半端な思いで言うようなやつじゃないので。


 すばるが「こいつめんどくさいなぁ」って思うくらい言ったと思うんですけど、よく考えたら僕が知っているすばるはそんな中途半端な思いで生きているやつじゃないので。

みんなから言った通り、これは背中を押してあげて、イチ男として決断したことやから、俺らも絶対に下を向いていちゃいけないという思いでした。


丸山:好きすぎて何も言えなかったですね。

面と向かってはなかなか、何がプラスになるか分からないけど、グループっていいですよね。

自分が思ったことをみんな話してくれるから、みんな同じことを思ってるなっていうのが改めて実感する機会になりました。

面と向かって話せない分を、夜中に文章で送りましたけど、読み返すのも恥ずかしいくらい好きさが溢れていたので、何を書いたかも思い出したくないです。

2人だけで共有したい。


大倉:皆さんが今質問された通りのことですね。

それを関ジャニ∞にいて叶えられない夢なのかとか、疑問に思ったことは全部ぶつけましたね。

海外でやる意味、それは日本にいて勉強できるんじゃないかとか。

後、自分の人生がということを言っていたけど、うーん。(渋谷が)自分の人生っていうことで考えてやったときに、僕たちの人生はそのまま続くわけではなくて、変化するわけで。

その上での決断なのかという質問をした時に、「それは申し訳ないけれど、自分の人生を優先させてもらった」というのを聞いて、俺らのことを考えた上での決断なら僕らはもう言うことはないですね。


錦戸:たぶん、すばるくんにとったらホンマにこいつらしつこいなと思うくらい、みんな必死でどうにか止められへんかなぁって思ったんですけど、やっぱり冷静に考えたときに、僕はですけど、すばるくん自身がどういう状況におったり、恵まれた環境におるっていうことが分かった上での決断をしたんやな、この人はと思って。

背中を押すしかないなと思いました。

だから、行動しようって思ったモチベーションがそっち(音楽表現)にあるんなら、僕らは一人の男の人生を止める権利はないんやなって思いました。


村上:話聞いた時の第一声は「なんでや」でしたけど、そりゃあ。

それで、ちょこっと話を聞いて、「それは嫌や!」ですよね。

最初は。

まずは「なんでや」と「嫌や」しかなかったですよ。話し合いを進めていくうちに、みんなが言った通りですけど、スタッフに迷惑をかけることも、ファンのことを第一に考えた上で、ここまで腹括ってるねんなっていうのは、目を見れば分かりました。

皆さんからいただいた質問は僕らから何度もぶつけた質問でもありますし、それでもというのであれば。

僕は地元も近いところで育って、同世代というところもあって、「関ジャニ∞のメンバーとしてはもちろん嫌やで。

でも、幼馴染としては、頑張ってこい」と言うしかない思いを言ってくれましたので。


――背中を押そうと思った具体的なエピソードを教えてください


村上:話というより、目ですね。

これはそうですね、最後みんなで話したときも「本当に辞めるっていう決断なんやね」って何度も聞いて。

これを聞くのは怖い時間でしたけど、みんなの前で、何も発せず、うんと頷くのみでした。

そのときに目を見ても、曇りなくだったので。

目を見れば分かる時間を過ごしてきたというのもあります。

多くを語らずとも。


――関ジャニ∞の活動の中で一番印象に残っていることは?


渋谷:メンバーと楽屋でしょうもない話をしている空気というか、(そういう時間が)絶え間なくいつもずーっとあったなぁというのがありますね。


――他のメンバーの皆さんは思い出とかはありますか?


村上:思い出……死ぬわけじゃないからね!

思い出はまぁ、まだしばらく一緒にいますし、これで最後なんやなという時が思い出になるんじゃないですか?

今振り返るにはまだ早い気もしますしねぇ。

その時が来たら。現状は今でしょうね(笑)。


――渋谷さんが新たに活動を始めたらファンになりますか?


村上:そりゃなるでしょうね。

聴きますしね。


――さっき、横山さんは泣いていましたが、あの涙は。


横山:泣いてないです。


――顔が真っ赤でした。

入ってきた時も、渋谷さんは目が真っ赤だったような気がしました。


渋谷:すみません、直前に目薬をさしました。

花粉症なんです。


――エイターの皆さんにはメッセージはありますか?


渋谷:とにかく申し訳ない気持ちはもう言い尽くせないものがありますし、特にコンサートを楽しみにされていた方はたくさんいらっしゃると思うので、申し訳ない気持ちでしかないです。

今、自分が自分の勝手な判断で辞めるんですが、その後のグループというものを6人が今、さらに大きく強くしていくために、今まで以上に心を一つにして、絆を深めているんです。

なので、こんな自分が言うことではないとは思うんですが、これからも、ここからの関ジャニ∞を見守っていただけたらなと思っています。


<ジャニーズ事務所が明らかにした経緯>

2018年2月15日に、渋谷より「音楽を追求するために海外を拠点に生活していきたいので、事務所を辞めたい」と申し入れがありました。


 渋谷以外のメンバー6人としましては、2018年8月から突入するCDデビュー15周年に向けて様々な打合せと準備を昨秋から進めてきていた中での突然の申し出ということもありその思いもよらない決断に正直なところ驚きを隠せませんでした。


 7人で活動してくために考えられるあらゆる選択肢を協議するため、6人揃っては勿論のことメンバー個々やスタッフを交えて幾度となく話し合いを重ね、6人の想いを渋谷に対して時には全員で、また、時には個々でも説得を重ねてきました。


 様々な仕事への影響を最小限にする必要があった為、最終的な話し合いの期限を丸山が舞台の大阪公演から帰京する4月10日に設定致しましたが、結果的に渋谷の「海外で音楽を学びたい」という想いは揺るがず、6人もその決意を受け入れ、今回のご報告に至った次第です。


<今後についての活動について>

すでに発表されている5月30日に発売予定のベストアルバム「GR8EST」が7人体制最後のリリースになります。

15周年のイベントは来年8月まで継続いたしますので、そのキックオフとなる夏のツアーから6人体制となり、渋谷の関ジャニ∞としての活動は、その開幕する前までとすることになりました。


つきましては、7月15日からの5大ドームツアー「関ジャニ’sエイターテインメント GR8EST」は6人体制で開催し、初日の札幌公演以降すべての関ジャニ∞の活動が6人体制となります。


<安田章大欠席についての事務所コメント>

本日、メンバーの安田章大は欠席とさせていただきます。

今週のはじめ、自宅で転倒し背中を強く打ちつけてしまいまして、打撲の症状がまだ回復しておりません。大事な会見の場ですけれども、医師の判断を仰ぎ、本日のところは大事を取らせていただきました。

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