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オトコのお悩み相談室 vol.2「口臭」

まだまだ男真っ盛りの中高年に容赦なく襲いかかる体の悩み。


医者に相談する勇気が出ず、1人で悩む人も多いのではないでしょうか。


ここではインライフに寄せられた男性に関する悩みに対して、編集部員が回答いたします!


今回のお悩みはコチラ!

「朝晩、毎日丁寧に歯磨きやブレスケア用品を使っているのですが、口臭が治りません。会話中に顔をしかめられる事が多く、ストレスがたまり人と話すのが嫌になってきてしまいました…(30代会社員男性)」


なるほど、口臭って自分では気づきにくいですし、社会人であればどうやっても会話は必要ですが、自分が原因とは言え毎回顔を歪められてしまうとなんとも苦しいものがありますね…。


年末年始は飲み会なども多いので、不安に感じる人も多いのではないでしょうか。


というわけで今回は「口臭」の対策や治療方法の選び方を解説していきたいと思います。


8割の人が自分の口臭を気にしている


日本歯科医師会の調査によれば、男女ともに口臭を気にしている人は約8割。

しかし、その中で歯科や耳鼻咽喉科などへ治療に行く人は1割にも満たないそうです。


大体の人はガムやタブレットなどのブレスケア用品で済ましてしまうのだとか。


とはいえ、それでは根本的な解決に繋がらないのでちゃんとしたケア方法を学ぶ必要があります。


次からは口臭の原因による対策、ケア方法を見ていきましょう。


口臭の種類と原因


口臭は大きく分けて「生理的口臭」と「病的口臭」の二つに分類されます。


「生理的口臭」は加齢、起床時、空腹時などが原因によるもので、誰にでも起こりうるタイプの口臭のこと。


起床時や空腹時は唾液の分泌が減少し、口内で細菌が増殖し、口臭の原因物質が発生しやすくなることで起こります。


これらは、歯みがきや、水分を積極的に補給するようにすることで唾液量が増加すれば収まるので、生活習慣の改善でよく、治療の必要はありません。


生理的口臭の中でも特にニオイがキツいとされるものが「膿栓(のうせん)」で、「臭い玉」とも呼ばれる白いツブツブが扁桃腺のあたりに出来ることがあります。


これは口内に溜まった雑菌が固まったもので、放置しておくと扁桃腺などになる場合もあるので、しっかりとうがいや水分補給を心がけ、膿栓がたまらないよう注意が必要です。


「病的口臭」の原因はさまざま


もうひとつの「病的口臭」はその名の通り、病気が原因で発生してくる口臭のこと。


口臭自体が病気なのではなく、なにかしらの病気の結果口臭が発生していまっている状態なので、該当の病気が治療されれば口臭も緩和されます。


原因となる主な病気は虫歯や歯周病。


特に歯周病はまだ小さい状態でもニオイが強く、痛みなども発生しないため、気づかないことが多いのだとか。


歯間ブラシを使った時に生臭いニオイが強くなったり、口内がネバつきがちという人は歯周病の可能性が高いとのことなので、気になる方はエチケットがてら歯間ブラシやマウスウォッシュを使用してみましょう。


他にも肝臓や腎臓の疾患で口臭が発生してくるケースもあるので、口臭がするのに歯科や咽喉科にいっても改善されない、という方はちゃんとした検診を受けてみることをオススメします。


お酒を良く飲む方なんかは、病気とまではいかないまでも肝機能が低下して口臭が出てしまうことがありがちなのだとか。


口臭への日常ケア


口臭は日常的な歯磨きでもかなり抑えることが可能ですが、それでも気になる方は舌用のブラシを使ってみることをオススメします。


舌用ブラシは舌表面にある白いヨゴレのような(喫煙している人は黄色ががっていることもあります)舌苔を除去するためのもの。


舌はデリケートなので普通の歯ブラシなどでこすると表面が傷つき、余計に細菌が溜まりやすくなってしまうので出来るだけ専用のブラシで優しくこするようにしてください。


そして口臭は普段の生活でも軽減することができます。


唾液は噛むという刺激が脳に伝わることで分泌されるので、普段からよく噛んで食べることが大切。


噛みごたえのある食材や、ガムを噛むのも効果的です。


逆に唾液の分泌を減らしてしまう生活習慣は改めましょう。


喫煙者であれば禁煙したり本数を控えたり、お酒は適量を楽しむようにすれば、健康を損なうことなく口臭予防にも役立ちます。


人に相談しづらく、かつ自分で確かめることも難しい口臭ですが、ポイントをおさえてチェックし、しっかりケアしてみてください。


自分のにおいが気になっている人は、まずは規則正しい生活から始めてみましょう。




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