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社長対談 株式会社Silett





本日は新進のAI会社「株式会社Silett(シルエット)」の代表:陣内さんと創業メンバーの船山さん・渡邉さんに来て頂きました。




株式会社シルエットはどんな事をしている会社ですか?

Silett:元々大阪大学の研究室でコミュニケーションロボットの研究をしていた3人で運営してます。


人工知能を用いた対話エンジン、スマートフォンアプリケーション、ロボットアプリケーションの企画、開発等をしています。


特に雑談に特化した対話システムを開発しています。

対話システムには独自で開発したULBL(Utterance Leaning Based on Log)という手法が用いられており、機械学習によってユーザーのやり取りから新しい言葉を学習し、 言葉の連想辞書を構築していくことによって賢くなっていきます。

そんな、”人の心を豊かにする”対話システムの提供を行っております。




ソフトバンク開発の「ペッパーくん」はAIロボットですか?

Silett:そうですね、ロボットと言うか分かりやすく言うと人型ロボットです。


その人型ロボットにAIを搭載して様々な対話が出来るようにしています。



ペッパーなどは、ソフトウェアが入っていると学習し、ある程度の会話は出来ると思いますが、何でもってわけには無理みたいです。

それに音声認識といった分野はまた別で、騒がしい場所などには適応できないですね。


今の時代はAIの発展にはどんな時代?
Silett:昔に比べると、例えばアプリ開発やサーバー代など安価になっていて非常に環境としては良いと思います。

しかし、我々の対話するAIにはデータが必要なのでコストはかかります。

会話という分野なので生の会話データの収集が難しいですね。


御社のサービス"AI少女ひとみPLUS" はどんな製品ですか?

Silett"AI少女ひとみPLUS"対話型人工知能を搭載したAIです。


会話=対話を重視しているAIですね。


AI少女ひとみPLUSは、対話型人工知能を搭載したAI少女ひとみと一緒に暮らすことができるスマートフォンアプリ。最新の対話型人工知能を搭載した、ひとみとのお話はもちろんのこと、ひとみとの様々なレクリエーション、ひとみの洋服のカスタマイズ、ひとみに言葉を教える、など様々な機能をお楽しめる。

ひとみは情報をたくさん覚えていき、仕事や学校などの日々の生活から、恋愛のことまでいろいろな相談に乗ることができる。


その"AI少女ひとみPLUS" は中小企業向けに汎用できたりしますか?

Silett:ある程度は、出来ると思いますが現在汎用型のAIというものは無いのが現状です。


今は、やはり特化型AIだけですね、なので高価になってしまって大企業が主流ですね。


例えば人型ロボットを普及させてレストランやサービス業に使えませんかね?



Silett:ロボットは色んな場所で使われますからね。

この先あるとは思います。


実際想像とは違うと思いますが、工場などパーツを組み立てるアレもロボットですからね。


身近なロボット ルンバは実は最初軍事目的で作られたらしいです。


AIでいうとグーグルの翻訳システムはAIでかなり機能が上がりましたね。


人型ロボットやアンドロイドになるまでは時間がかかると思います。


アンドロイドの可能性とは?

Silett:やはり人間レベルにするのが難しいですね

人間より能力が下回ると意味がないですから、ただ人間の一部を越える事はできてきていると思います。


AIやテクノロジーが進んでいるのですがロボット自体の進化が遅いですね。


その理由は、高度なモーターや配線を搭載できないという事です。


音の出ない力のあるモーター等があればもっと動きといった部分で発展していきそうですが。


AIの能力はどのようなところで発揮されていくと思いますか?

Silett:高度な仕事はAIが得意なので経理上の分析や指摘とか過去のデータからは予測できるものや、レントゲンから癌を発見したり、これは実例がありますね。


他にも、こういった診断サービスは色々あると思いますが一般に浸透していないのが事実ですね。


需要がないところを考えると、システムや論理だけでは人間は納得できないでしょうね。


会話のパターンやデータはAIで覚えれるが、それをアウトプットさせ表現して納得させるのが難しいですね。


しかしAIに感情がない分、人材育成や中間管理職にはAIは向いていると思います。


人間がサイボーグ化していくと思いますか?

Silett:はい、ある程度義手や義足、チップを埋め込んだりといったものは一般的になると思います。


ただし、人間の記憶は脳だけではなく細胞や遺伝子レベルにあるものなので、人間の体で変えても良い場所と駄目な場所もあると思います。

人間の体が一番複雑に出来ていますからね。


AIなど機械が支配する映画「ターミネーター」の

世界などは実際起こりうる事なのでしょうか?

Silett:現在は、核ボタンを押すのは人間で後はコンピューターやAIが管理してますね。


映画のように機械が機械を生み出したり、AIがAIを生む出す可能性が無い訳でもないですね。


※「2045年問題」

コンピューター技術が今のスピードペースで発達し続けるとある地点で地球全人類の知能を超える究極のコンピューター「A・I」が誕生し、その「A・I」がその後更に自分よりも優秀な「A・I」を作りあげ、更にその「A・I」が次のもっと優秀な「A・I」を作るといった具合に「A・I」が「A・I」を作り続けて宇宙天文学数字的な爆発的スピードプロセスでテクノロジーを自己進化させ、人間の頭脳レベルではもはや予測解読不可能な未来が訪れる。ここが技術的特異点(シンギュラリティ)と呼ばれてる。


ただ、悪い人間がその最初のAIを作らなければ大丈夫だと思います。


でも、AIが悪いAIを作ってしまう可能性がないわけではないと思うんですが…「悪くない親から、悪い子供が生まれちゃう」じゃないですか?


現に、スティーヴン・ホーキング、イーロン・マスク、ビル・ゲイツ などもその危険性をいっていますね。

AIから人間を守ろうとかいっているので、最先端では何か見えているのかもしれませんね。




本日は最先端のAIのお話が聞けて大変参考になりました。

有難う御座います。


AI・ロボットが発達すると便利になる事が沢山あります。

ただアナログの良い点は残していきたいですね。

精神的にも身体的にも良い気がします。

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