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『匠』に学ぶ!ZARA創業者「アマンシオ・オルテガ」

紳士服、婦人服から子供服まで展開するファッションブランド『ZARA』


手頃な値段で日本でも人気のブランドです。


今回はそんなZARAを創り上げた『アマンシオ・オルテガ』さんから仕事術を学びたいと思います!


アマンシオ・オルテガ




決して裕福とは言えない家庭で育ったオルテガさん。

父親の仕事の関係で引越しも多く、安定した生活が送れない毎日、ある時母親と買い物に行った際に食料品店で「もうこれ以上の掛け売りはできない」と断られる事に。


これにより、わずか12歳で学校を辞め、家計を助ける為に働く決意をします。


洋品店で働き始めたオルテガさんは、めきめきと経営の才能を発揮し、27歳で兄と一緒に会社を興します。


兄の嫁や、自分の嫁が服を縫う完全な家内工業のスタイルで製造に特化して始めた会社は、順調に業績を伸ばし、1975年に次のステップとして小売業の『ZARA』を立ち上げ、ここからオルテガさんとZARAの快進撃が始まります。


常に新しいものを




ZARAの特徴として、2週間おきに新商品が店頭に並ぶ点が挙げられます。


これは通常のファッションブランドと比べてもかなり早いテンポで、企画・デザインから製造・販売までを自社で行い、卸売業者を挟まない事でコストダウンと消費者のニーズへのすばやい対応を目標とした戦略です。


5ヶ国に生産拠点を置く事で、作業効率を上げ、遅くとも2日以内に新商品が世界中に届くシステムはファッションブランドとして革新的なものでした。


常に消費者が求める物をリサーチし、最速で製造する事で時代の最先端を捉え続けた事が、今のZARAの人気に繋がっていますね。


顧客にも愛を




オルテガさんの経営に対する考えの根本には「愛をもって接する」という考えがあります。


貧しい中、苦楽を共にしてきた事から、とにかく家族想いのオルテガさん。


ビジネスにおいては瞬時に物事を判断して働くものの、家族に迷惑がかかるかもしれないという思いから株式公開直前まで自分の顔写真さえ公表していなかったほどです。


それほど強い愛情を顧客に対しても持つ事で、しっかりと接客し、要望を聞く事が出来るのです。


オルテガさんは、「企業は成長する事が存続の為のメカニズム。成長がなければ企業は消滅する。」と話しています。


最新のトレンドをいち早くキャッチし、直ぐに顧客に届ける。

それこそがZARAが成長し続けるメカニズムなのではないでしょうか。


たとえ利益の大きな高級品でなくとも、戦略次第でどんな分野でも大きな成功を収めることができる事をオルテガさんは証明してくれています。


いかがでしたか?


マイクロソフト創業者のビル・ゲイツさんに次ぐ世界第2位の資産を、アパレル企業として打ち立てたアマンシオ・オルテガさん。

まさに経営戦略の強さを証明していますね。


今の分野で悩んでいる方も、少し目線を変えることで思わぬ成功を収めることが出来るのではないでしょうか。

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