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『匠』に学ぶ!成城石井創業者「石井 良明」

皆さんは食材など普段どこで買い物されていますか?


僕は近所の安いスーパーを使っています。

たまに良い物を買おうと思うとショッピングモールに行っていつもより高めの食材やお酒を探します。


そんな時よく目にするのが「成城石井」


いつもお客さんでいっぱいなので僕もつい入ってしまいます。

なかなか高価な商品ばかりなのにどうしてこれだけ人気なのだろうと思い調べてみました。


という事で、今回は高級スーパー成城石井を人気店として創り上げた創業者『石井 良明』さんから仕事術を学びます!


石井 良明




元々、食料品店を経営していた両親から二代目として会社を引き継いだ石井さん。

1976年に「成城石井」を立ち上げスーパーマーケット業界に参入しました。


当時様々なスーパーマーケットが乱立する中、石井さんが掲げたコンセプトは「競合するよりも共存する」というもの。

普通の食材や商品は他店に任せ、他に売っていない高級で品質の良い商品を自社で取り扱う事によって、お客様にお店を使い分けてもらうのが狙いでした。


この戦略は見事的中し、成城石井のブランドイメージを一気に作り上げる事に成功したのです。

周りの状況をしっかりと見極め、他にはないものを打ち出すという着眼点はどんなビジネスにおいても大切な仕事術です。

その為には一体どういった行動が必要なのでしょうか?


自分の目で見て選ぶ




成城石井で他店にはない品質の良い商品を取り扱う上で石井さんが実行しているのは「自分の目で見て選ぶ」というもの。


これは石井さんが昔から行っていた事で、自分の舌や目で選んだ商品だけを仕入れる事で本当に価値の高いブランドを作り出すことが出来るのです。


実際に現地に行き、自分の目で現状を把握する事で自信を持って説明でき、説得力も増します。

他にはないものを打ち出すには自分が動き、新鮮な情報を仕入れる事が大事なんですね。


石井さんはこのスタンスを人材戦略にも当てはめていて、従業員の採用には会社説明や面接全てにおいて自分の目で見て採用を決めています。

入社してからも月に1度の勉強会を開き新入社員の成長を見ながらコミュニケーションを取っていたそうです。


代表者が率先して前線で動き、消費者や従業員が求める事を把握する事で、より質の高い経営が可能になるのです。


なければ自分で作る




品質の良い物を求めるお客様のニーズとそれに応えようとする企業、しかし利益が合わなかったりニーズに応えられる商品が無いなど様々な理由で行き詰る事があります。


そんな時成城石井はプライベートブランドで商品を作ってしまうのです。


全てはお客様が求める品質の良い物を提供する為に行動する。

この思い切りの良さが成城石井が選ばれている理由の一つとも言えます。


なければ作る、かなり極端な解決策ではありますが、お客様からすればこんなに嬉しい事はありませんね。


いかがでしたか?


普段馴染みのない高級スーパーでも、置いてある商品にはそれに見合った価値があります。

ぜひ自分の目で見て、舌で味わってその美味しさを感じてみてはいかがでしょう。


何事も自身で経験する事が成長する上で大切な事ではないでしょうか。

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