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嘘つきは谷底へさようなら!大人のボードゲーム『チャオチャオ』編

大人だからこそ面白いおすすめのボードゲーム紹介!略して「大人のボードゲーム」第19回!


もうすぐゴールデンウィークですね!

実家へ帰省したりみんなで集まってワイワイしたりすることが増えてくるのではないでしょうか。


今回はそんな時におすすめの不朽の名作すごろくゲーム『チャオチャオ』をご紹介したいと思います!


僕の持っているのはだいぶ使いすぎてコンポーネントの筒がだいぶ年季入っていますがお気になさらず。


まぁそれだけ楽しくて盛り上がるゲームということです!


ゲーム概要


『チャオチャオ』は、サイコロを筒の中で振ってコマを進めるすごろくゲーム。

この筒の中で振るというのがポイントで、つまり、サイコロの目は自分以外わからないということです。


以前紹介した『ハゲタカのえじき』などと同じデザイナー・Alex Randolphが手がけたゲームです。


プレイ時間は約30分。


2〜4人用で今回は3人でプレイ。


それでは、早速遊びながら説明していきます!


準備・コンポーネントの確認


セット内容は、探検家のコマが4色各7個ずつの計28個。


サイコロと筒、そしてゲームボードになります。




各プレイヤーは、それぞれ好きな色の探検家コマを持ち、そのうちの一体をゲームボード上の橋の、矢印がかかれた側に並べます。


あとは筒の中にサイコロを入れ、準備完了です!


遊び方・ルール


まず最初のプレイヤーをじゃんけんなどで決めたら、筒にサイコロを入れ上部を手で塞ぐように持ちよく振ります。


振ったらサイコロの出目を確認。

この時サイコロは筒から出さず、自分だけ把握できるように覗き込みます。




今回の出目は「3」。

プレイヤーは出た目を宣言し、その数字分だけコマを進めます。

これを時計回りで繰り返し進行していきます。




2順したらこんな感じに、どのプレイヤーも橋の中腹まで進んできました。


僕(青色)もあと「4」が出ればゴールというポジションです。




実はこのサイコロ、六面体ですが数字は1〜4までしかありません。あとの二面は「×」マークになっていて、この出目が出た時には必ず嘘をついて出目の宣言をしなければいけません。

もしかしたら、この中腹まで進んできた他のプレイヤーも「×」が出ていたにも関わらず平然と別の数字を言っていたかもしれないわけです。


今回は仕方がないので「4」と宣言しました。

もしスルーされればゴールできますからね。


ここでピンクのプレイヤーが「ダウト」と宣言。


このように、手番プレイヤーが数字を宣言したら、他のプレイヤーは時計回りの順番でそれが本当か嘘かを判断していきます。


一人でも「ダウト」を宣言すれば、それ以降のプレイヤーは宣言の必要はありません。


「ダウト」が宣言されたら、宣言したプレイヤーに筒の中を確認してもらいます。


当然筒の中は「×」マーク…ということで、嘘を看破されました。




嘘を見破られた探検家は、橋の下に落とされます。

嘘つきは死すべしということですね。


見事見破ったプレイヤーは「チャオチャオ〜(バイバイの意)」の掛け声と共に、嘘をついたプレイヤーのコマを落とします。

このプレイヤーいわく、この瞬間が快感だそうです。


谷底に落ちたコマは再使用することができません。


逆にもし筒の中が「4」で本当だった場合は、逆に疑ったプレイヤーは橋の下に落とされます。

疑う者は死すべしということですね。


嘘の宣言は「×」マークの時ではなくても行えます。

例えば「1」が出た時に、もっと進みたいから「4」と宣言することも可能です。


もちろん「ダウト」されれば「チャオチャオ〜」となるので、リスクは抱えなければなりません。


「ダウト」の宣言は自分が落とされるリスクも高いのでなかなか皆しませんが、もちろんリターンも用意されています。


嘘を見破ることができた場合には、嘘の宣言をした数だけ自分のコマを進めることができるのです。

(今回の場合は4マス)

これでピンクのプレイヤーは無事に橋を渡り切ることができました。


渡りきったプレイヤー、落下したプレイヤーは自分のストックから新たなコマをスタート位置にセットし、手持ちがなくなるまでこれを繰り返します。




嘘をついたり見破ったりしながら、コマを橋の向こう側まで渡していき、渡りきったコマは数字の書かれたマスに順々に並べていきます。


手持ちのコマがなくなったら手番を行うことはありませんが、ダウトの宣言は可能です。


その際には、すでにゴールしている自分のコマを賭けます。

どうしてもゴールを阻止したい場合に利用しましょう。




『チャオチャオ』での勝利条件は2つ。


1つは「1人のプレイヤーが3個のコマをゴールした場合」


この場合は誰かがコマを3個ゴールさせた時点で即勝利となります。


今回は緑のプレイヤーがコツコツと進めてはゴールし、見事3個ゴールさせて勝利しました。


もう1つが「誰も3個ゴールできなかった場合」


誰かが3個ゴールに到達する前に全員のコマがなくなってしまった場合もゲームは終了します。


この場合は、2個のコマをゴールさせているプレイヤーの中で、置かれているマスの数字の合計が一番大きいプレイヤーの勝利となります。


上の写真で言うと(緑を除いた場合)、青が4と6で10点、ピンクが1と5で6点という計算になります。


このルールによって、混戦した際にゴールされたらポイントを上回られてしまう!

といった場合には、ゴールしたコマを賭けて阻止するといったかけひきが生まれるわけですね。


レビュー


思ったよりもみんな嘘つきです。

見てくださいこの死屍累々の谷底を。

ですが、ただサイコロの数字を言うだけなのに、すごく楽しい。

かなり盛り上がります。


終始ポーカーフェイスの人や、嘘ついていないのに嘘っぽい演技をする人など、プレイヤーによって戦略も異なっていて、性格がかなりでます。


友人はもちろん家族でも盛り上がれること間違いなし。


ダウト宣言に関しては、怪しくても最後のプレイヤーがきっと阻止してくれると他力本願になりがちで、ゴール目前でのかけひきは大変白熱します。


次ぴったりの数字でゴールというプレイヤーの怪しいこと。


ただし、純粋に「×」が出ずに「4」を多く出せるプレイヤーは圧倒的に強いです。

ここぞという場面で「×」をひくかひかないかが勝利の運命を大きく変えるゲームだと思います。


この長期休暇にぜひみんなで「チャオチャオ〜」と叫んでみてはいかがでしょうか。


チャオチャオ

価格:2400円

プレイ人数:2〜4人

プレイ時間:約30分

対象年齢:8歳以上

メーカー:メビウスゲームズ

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