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漫画に学ぶ男前 vol.52【バトルスタディーズ:狩野笑太郎】

第51回目となる今回は、モーニングで連載中の高校野球漫画『バトルスタディーズ』の主人公・狩野笑太郎から男前を学んでいきたいと思います。




主人公の狩野は銀髪で一見ガラの悪そうな男ですが、実力は中学日本代表のキャッチャーとトップクラスの選手。

狩野は多種多様な問題を解決しながら、一人の野球人、そして一人の高校生として成長を見せていきます。


作者の「なきぼくろ」先生は、今では廃部となってしまいましたが数年前までは甲子園常連校でもあるPL学園野球部出身で、甲子園にもレギュラーとして出場した異色の漫画家。


狩野たちの学校名は、DL学園というワリとそのまんまな名前ですが、その分過酷な寮生活など恐ろしいほどリアルな部活環境が描かれています。


アカンやんオレ!

調子こき倒してた!!

○オトコマエポイント

地方予選1回戦で思わぬ苦戦を強いられるDL学園、流れを切りたいタイミングで出てきた代打の毛利はあるキッカケで「打たねば先輩に殺される」という勘違いのもと死ぬ気でバッターボックスに立ちます。


それを見た狩野達は自分たちがどこかで「相手は格下」と甘えていたことを実感。


いくら強豪校で甲子園常連だとしても、気を抜けば足元を掬われてしまいます。


いつも初心を忘れず、相手に対して敬意を払う、正に「オトコマエ」スポーツマンの姿勢です。


男たるもん!

どんなときもナメられたらアカンねん!!

○オトコマエポイント

厳しい部活で体力を使い果たしていた狩野達DL野球部は、体育の授業なんかテキトーにサボろうとしていましたが、剣道部に煽られブチ切れ。


どんなに疲れていても、「日本一」の看板を背負う以上無様なところは見せられません。言ってしまえばただの負けず嫌いかもしれませんが、そのハングリーさこそが強くなるために一番必要な要素といえるでしょう。


仕事でも、会社の看板を背負っているからにはみっともない真似は出来ません。

常に真剣な勝負をするビジネスマンでありたいものです。


成長してるやんオレ!
○オトコマエポイント

3年生たちがレギュラー出場し、狩野達1年は観客席で先輩たちの試合運びを目に焼き付けます。


初回18点差というとてつもない展開を見せますが、3年生たちは気を緩めず1打席毎にベストを尽くした試合運びを展開。


常に相手へプレッシャーをかけていく姿に、自分たちの試合スタイルの違いに気づきます。


どんな物事でも観客目線ではなく、自分もプレイヤーとして見ると、見え方が途端に大きく変わってきます。


日々の仕事もちょっとした意識の変化で、新たな発見をすることあるのではないでしょうか。


凝り固まった視点から、一歩離れて見てみる視点の変化が大切です。


まとめ
最初は試合のシーンは少ないですが、徐々に重要な局面が増えていき、手に汗握る場面の連続となります。


そして記憶に残る名シーンや名言も登場するため、1コマも見逃すことができません。


バトルスタディーズは野球マンガが好きな人はもちろんのこと、野球自体に興味のない人でも熱くなることができる珍しいタイプの作品。


バトルスタディーズを読めば、学生の頃の物事に熱中した気持ちや仲間たちと協力して壁を乗り越えていくことの素晴らしさを思い出し、ますます皆さんの「オトコマエ」に磨きがかかることでしょう。


バトルスタディーズ(1) (モーニングコミックス)







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