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『匠』に学ぶ!ポケモンGOの生みの親「ジョン・ハンケ」

今や世界中で話題となっている「ポケモンGO」


位置情報サービスと地図とポケモンという人気コンテンツを上手く組み合わせたモバイルゲームに仕上がっています。


伝説のポケモンや金銀の追加アップデートが噂されており、筆者も楽しみにしている今日この頃。


今回はそのポケモンGOの開発・運営元であるナイアンティック社のCEO『ジョン・ハンケ』さんから仕事術を学んでいきます!


ジョン・ハンケ




テキサス州のクロス・プレインズという、信号が1つしかない人口1,000人の田舎町で育った「ジョン・ハンケ」。


幼い頃からゲームが大好きで、自分でプログラミングを習得するほど熱中し、いつかはゲーム会社を設立したいと夢見るようになったそうです。


大学卒業後、「Keyhole(キーホール)」というベンチャー企業を設立。


地球上の様々な場所の衛星画像を閲覧できるソフトを開発しました。


するとこの会社が、地図サービスの開発を進めていたGoogle(グーグル)幹部の目にとまり、2004年に3,500万ドルで買収されることになります。


これが今で言う「グーグルアース」のベースになっているのです。


ジョン・ハンケはKeyhole買収後、地図サービスを担当する「Geoチーム」を統括する副社長としてグーグル社に在籍。

スティーブ・ジョブスを説得し、初代iPhoneにグーグルマップを搭載させるなど様々な功績を残します。


しかし、2010年頃にゲーム作りに対する気持ちが再燃し、グーグルに退職願を出すものの、慰留された為、社内でゲーム会社「Niantic(ナイアンティック・ラボ)」を立ち上げることにしました。


ナイアンティック社




ナイアンティック・ラボを立ち上げたジョン・ハンケは、2012年に最初の位置情報ゲーム「イングレス」をリリースします。


コアなゲームファンに人気の出たイングレスを土台に、有名キャラクターを使った位置情報ゲームの開発を目指し、ポケモン社と任天堂と商談、ポケモンGOの開発が進められることになりました。


そんな時、グーグル本社では組織再編が進められていて、経営陣はナイアンティックをアンドロイド部門に吸収させる形を考えていました。

ようやく自分のやりたい事が出来る環境にあったジョン・ハンケは、吸収に反対し、ナイアンティックの独立を打診します。


外部からの資金を調達したジョン・ハンケはグーグル副社長の座を降り、「ナイアンティック社」を設立。

ついに自分のゲーム会社を持つという夢を叶えるのです。


これからのジョン・ハンケ




今夏ついに日本でもリリースされた「ポケモンGO」。


ポケモンというビッグタイトルを使うことで人気は出ましたが、サーバーの強化はもちろん、新機能や新しいポケモンの追加などユーザーを飽きさせない、ここから先の工夫も必要になってきます。


それでも、ジョン・ハンケは今の状況が楽しいと言います。


不眠不休で働き、様々な不具合に頭を抱えながらも、自分の夢だったゲーム作りを出来ることが喜ばしいそうです。


いかがでしたか?


自分の夢を叶える為に、今のポジションを降りることは、とても勇気のいることだと思います。


ですが、それぐらい情熱を向けられる夢を持てた時、人は最高のパフォーマンスを発揮できるのではないでしょうか。

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