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協力するか欲に溺れるかは自分次第!大人のボードゲーム『海底探検』編

大人だからこそ面白いおすすめのボードゲーム紹介第2回となりました。


今回ご紹介するのは、「Oink Games」というメーカーの『海底探検』というボードゲームです!


こちらの「海底探検」は、日本最大のボードゲームイベントである「ゲームマーケット」で2015年大賞に選ばれた作品。

前回の「枯山水」と違い、箱も片手に収まるサイズなので持ち運んで遊ぶにもオススメですよ。


ゲーム概要




ゲームの設定は、各プレイヤーが探検家となって、海の底に眠る財宝を持ち帰るというもの。


しかし、全ての探検家が一つの酸素ボンベに繋がっている為、全員で酸素を共有しなければならないのです。


進むか、戻るか、それぞれの欲と思惑が交差する中、人より多くの財宝を持ち帰り勝利を目指して下さい。


協力しながらプレイするのもありですが、いつまでも皆が協力者であるとは限りません。

他プレイヤーの動きや酸素の残量に注意しながら駆け引きを楽しむゲームです。


ルールや遊び方は分かりやすいので初心者の方にもオススメです。


それでは、早速プレイしながら説明していきましょう!


準備




まずはコンポーネントの説明と準備です。


潜水艦の形をしたボードがスタート地点であり、ゴール地点になります。


また、潜水艦ボードは全員が共有する「酸素の残量」を示す物でもあります。


潜水艦ボードの上に丸いコマを置き、酸素が減るたびに丸いコマを動かしていき、このコマが潜水艦ボードの「0」に到達した時、酸素が無くなったことになります。




次にスコアチップです。


スコアチップは三角形、四角形、五角形、六角形があり、それぞれの表面には数字が書いてあります。

チップを見事潜水艦まで持ち帰ったとき、ここに書いてある数字が自身の得点となります。




色の薄い三角形のチップから順に、裏を向けて得点が分からない状態で潜水艦から一本道を作ります。

潜水艦から遠いほど深く、得点が大きい事を示します。




次にサイコロと各プレイヤーのコマ。


今回は4人でプレイ(最大で6人まで可能)。


このゲームでは数字が「1〜3」までのサイコロを2個使用します。


つまり出目は最高で「6」最低でも「2」となります。


最後に全員のコマを潜水艦ボードの上に置いて準備完了です。


コマもちゃんと潜水士っぽい形をしていて可愛いですね。


遊び方・ルール
順番を決め、自分の手番が来たらサイコロを2個振り、出た目の数だけ自分のコマを海底に向かって進めます。




止まった場所のチップ(財宝)を取るか選択し、取る場合は丸いブランクチップと入れ替えます。


ブランクチップと入れ替える事で、ラウンド中の全体のマスの数が変わらないので全員が平等にプレイできるルールなっています。


始めの内は、サイコロを振る→進む(潜る)を繰り返し、ある程度の深さ(得点域)を目指します。


ちなみに、チップを誰も取っていない状態であれば、潜水艦にある酸素が減る事はありません。




チップを取っているプレイヤーの手番が来た時に、サイコロを振る前にそのプレイヤーが持つチップの枚数分だけ酸素が減ります。


自分が1枚チップを取っていたら、自分がサイコロを振る前に酸素が「1」減る事になります。


酸素は最初「25」からスタートしますが、全員がチップを取り始めると、予想以上のスピードで酸素が減り始めます。


例えば、自分が2枚チップを持っている状態で、自分の手番で酸素が減って残り「15」。


しかし、自分以外のプレイヤーが合計7枚のチップを持っていた場合、次の自分の番には残り「8」まで減った状態で回ってきます。


ここがこのゲームの面白いところで、自分が安全策を取っていても他のプレイヤーに無謀な奴がいたら、こっちもとばっちりを受けるのです。


酸素が無くなったら強制的にラウンド終了となり、潜水艦に戻れなかったプレイヤーは海へと沈みます・・・。

その時持っていたチップは3枚重ねで海の一番深い場所へ設置されます。

このチップは全部で1枚としてカウントされる為、一発逆転の可能性を秘めています。


ただ、このチップに目が眩んだプレイヤーは深くまで潜り、同じ事を繰り返す人が多いです(笑)




また、チップを持っている状態では、枚数分だけサイコロの出目が減る事にも注意が必要です。


チップは財宝であると同時に荷物でもあると考えれば分かりやすいですが、3枚のチップを持っている時は、サイコロで「6」が出ても、「3」しか移動できません。


この辺も考えながら、自分がチップを取るのか、進むか戻るかを選択していきます。




ちなみに潜水艦へ戻る時はサイコロを振る前に宣言します。


また、方向転換は1ラウンド中に1回しか行えないので、戻り始めたらずっと潜水艦を目指します。


そのまま酸素が尽きる前に、潜水艦へ辿り着いたら、持ち帰ったチップを開いて得点を得る事が出来ます。


ちなみに、プレイ中に酸素の残量や、潜水艦までの距離を考え、持っているチップが多すぎると思った時は、ブランクチップに止まった時だけ、チップを再び入れ替える事ができます。


身軽になって1枚でもチップを持ち帰ることが勝利の秘訣です。




酸素が尽きるか、全員が潜水艦に戻れたらラウンド終了で、ブランクチップを取り除き、その分チップの距離を縮めます。

これにより最深部がどんどん近くに寄ってくるので、ゲームも盛り上がります。


獲得したスコアチップは各プレイヤー持ったままで大丈夫です。

ラウンドが変わればそのチップは得点としてだけ扱うので、サイコロの出目などに影響は与えません。


ここまでの流れが1ラウンドで、3ラウンド行い合計点で競います。




ちなみに3ラウンドやった結果、2回海に沈みました。


欲張っちゃダメですね。


その内1回は全員が沈みました。


A「まだ進めそうやから皆で潜ろう!」

BCD「せやな」

(BCD潜る)

A「じゃあ僕だけ戻るわ」

(A戻りながら余計なチップ拾って酸素を減らそうとし始める)

BCD「そっちがその気なら道連れやで」

(BCDメチャクチャにチップを拾い始める)

A「ごめんなさい」

BCD「もう遅い(笑顔)」


裏切っちゃダメですよ?


プレイ感想・まとめ
ルールは1ラウンドプレイすれば簡単に理解できるシンプルさ。


にもかかわらず、他プレイヤーの動向やチップ枚数による酸素の減り具合を予測する奥深さ。


手軽なのにこれだけ楽しめたのは驚きでした。


軽い裏切りがあったものの、結果楽しければなんの問題もありません。

それがゲームなら裏切りなんて楽しみの一つぐらいのもんです。


ボードゲームにはもっと人を騙すゲームもあります。


正体隠匿系のゲームだったり、ブラフ系のゲームだったり。

このあたりのゲームも紹介したいですね。


次はどんなボードゲームを紹介しようかなぁ・・・。


ということで、次回をお楽しみに!!


海底探検

価格:2,200円(税抜き)

プレイ人数:2〜6人

プレイ時間:30分

対象年齢:8歳以上

メーカー:Oink Games



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