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新・贅沢図鑑『最高級日本刀』編!

最近はジメジメと嫌な天気が続きますね・・・。


早く梅雨明けして夏になってほしいものです。


夏と言えばスイカ割りですが、小さい頃、実家にあった模造刀でスイカ割りをやった記憶があります。

※良い子はマネしないように


そこで、本物の日本刀って高いイメージはあるけど、どれぐらいの金額なのか気になったので調べてみました。


ここ最近ゲームをきっかけに注目を浴びている日本刀の中から『最高級日本刀』をご紹介します!


日本刀とは
紹介する前に、日本刀について軽く説明を。

日本刀とは、日本固有の鍛冶製法によって作られた刀類の総称で、長さによって「刀(太刀・打刀)」、「脇差(脇指)」、「短刀」に分類されます。


昔から日本には鉄製の日本刀を使用する文化があり、長い歴史と共に有名な日本刀が名を残しています。


四天王寺の「丙子椒林剣(へいししょうりんけん)」や「七星剣(しちせいけん)」等、歴史的価値の高い物であれば値が付けられないほど貴重な物もあります。


昔の製法が今だ解明されていないものの、現在の刀工による一般的な製法でも、「日本刀の製法は化け物じみている」と海外から揶揄されるほど手の込んだものになっています。


西洋の剣は型に流し込んで、それを研いでいく製法なのに対し、日本刀は叩いて伸ばし、何度も折り返すことで薄く強靭な強度を出していきます。


そんな日本の高い技術が隅々に込められた『最高級日本刀』

中でも有名な刀工により打たれた刀はいったいどれほどの金額なのでしょうか?


兼門(短刀):145万円




兼門(かねかど)は江戸時代前期の刀工で、岐阜県・関の善定派に属し、1661年〜1673年のころに活躍したとされています。


短刀は1尺(約30cm)以下の物で、基本的には護身用として活用されていました。


刀や脇差と違い、鍔(つば)が無く、戦には向いていない事から献上品としても利用されていました。


その為、鞘や柄に装飾を施した物が多く、同じ日本刀でも刀や脇差とはもともとの用途が異なっていたようです。


濃州関住兼定(脇差):168万円






ゲーム「刀剣乱舞」でも有名な兼定ですが、あちらは「和泉守兼定(いずみのかみ かねさだ)」で、兼定銘の2代目と言われています。


こちらの「濃州関住兼定」が初代兼定とされており、現存する本数が少なく、貴重な一振りだそうです。


脇差は長さ1尺(約30cm)以上、2尺(約60cm)未満とされ、主兵装の刀(太刀)が破損などにより使用できなくなった際の、予備の武器として持たれていました。

その為、鍔もあり、相手と斬り合う事を想定した作りになっています。


刀が折れても脇差で戦えるように、また、宮本武蔵が二天一流を完成させたように二刀流として敵を翻弄するなど、武士にとっては脇差の存在も重要だったのでしょうね。


肥前国河内大掾藤原正廣(初代)(刀):370万円






初代藤原正廣は非常に高い技術を持った刀工として有名でした。


夏雲のような美しい刃紋では初代正廣にかなう者無しとまで言われるほど完成度の高い刀を打ち、またそれらの技術は息子である二代目正廣にも受け継がれています。


その刀身の美しさから、正廣銘の日本刀のファンは多く、高値で取り引きされるそうです。


刀は長さが2尺(約60cm)以上、3尺(約90cm)未満の物を指します。


長い分、手前に引きながら斬る為、反りが大きいのが特徴的ですね。


いかがでしたでしょうか?


日本刀は無銘の物も多く、値段はピンキリです。


また、日本では日本刀を所持する際は、必ず登録証が必要となっています。


お店で買うのであればまず、手続きに問題はないと思いますが、人から譲り受けたとか、祖父の形見なんて場合は忘れないように注意して下さいね。

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