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漫画に学ぶ男前vol.42【るろうに剣心:緋村 剣心】

第42回目となる今回は、『週刊少年ジャンプ』で連載しアニメや映画化などもした剣客浪漫漫画『るろうに剣心』の主人公、緋村 剣心(ひむら けんしん)から学んでいきたいと思います。




【漫画のあらすじ】

明治時代初期の日本が舞台。幕末に殺人剣を振るい数多くの命を奪い「人斬り抜刀斎」として恐れられた伝説の剣客で、左頬にある大きな十字傷が特徴の男、緋村剣心。


彼は明治維新後「不殺(ころさず)」を誓い、全国を旅する流浪人となった。


その道中、主人公である剣心は、出会った神谷薫や同じ激動の時代を生きた宿敵達との戦いを経て、これまでの人斬りとして生きてきた人生の贖罪の答えと、これからの時代での生き方を模索していく。


そんな重い過去の罪を抱えながらも、「不殺」を誓い温厚な性格である主人公、緋村 剣心から男前を学びたいと思います!


「剣1本でもこの瞳に止まる人々くらいならなんとか守れるでござるよ」
○オトコマエポイント

かつて「人斬り抜刀斎」として多くの人の命を奪ってきた剣心。

「不殺」の信念を掲げるも、過去の過ちから多くの恨みを買っていたり、「抜刀斎を討った」という名声を手にしようとする者たちに狙われます。


当然、剣心のまわりにいる薫達にもその危険は及び、自身の存在意義を自問し続けます。


明治へと時代が変わり、「剣」もまた、その存在価値を失いつつありました。


そんな変遷の時期に「剣1本でもはや何も出来ん」と言われた剣心ですが、上記のセリフで返します。


どれだけ時代や環境が変わっても、自身の『武器(強み)』とは何かを認識していれば、"目の届く範囲"の家庭や恋人は守ることが出来るのではないでしょうか。


こんなセリフをさながら「お前を守る」とでも言うように肩を叩きながら語る剣心、かなり"オトコマエ"です。


「真実よりも薫殿の言う甘っちょろい戯れ言の方が好きでござるよ」
○オトコマエポイント

真実や常識というものは、それ自体は間違いなく正しいものです。


しかし、どれだけ正論を並べられても納得のいかないことや、常識では測れない事柄も生きていると多くあります。


そこで飲み込んでしまっても間違いではないかもしれません。ですが、それでは前進する機会も失っています。


常識や誰もが当然と思っている"先"へと進むために必要なのは「理想」です。


それがどんなに甘い戯れ言であっても、「理想」を語らなければ、先へと進めないのではないでしょうか。


どれだけ現実を突きつけられても「理想」を描くことを忘れない"オトコマエ"を目指しましょう。


「剣と心を賭してこの闘いの人生を完遂する!」
○オトコマエポイント

宿敵・縁との戦いの最中、「本当にしたかったことは何だったのか、本当に大事なものは何だったのか」を自問することになります。


自責の念が頭を巡る中、見つけた答えが『目の前の、自分を必要としてくれる人に報いるためにを持ち、をかけて闘い抜く』でした。


人生を振り返って見出したこの結論は、自身の名「剣心」へと立ち戻らせ、一層強くしてくれています。


改めて手にした揺るぎない「信念」を持った姿はまさに"オトコマエ"。


もしあなたが挫折し、すべて失ってしまった時は、剣心のように人生を振り返るチャンスです。


自分自身を見つめ直して、これまでの人生で「自分は何を大切にしていたか」を振り返ってみましょう。


まとめ
剣心は、生涯を通して「人斬り」であった本能と現在信念としている「不殺」との狭間で悩み苦しみ続けた主人公です。


長く染み付いた己の業を、人生のすべてを懸けて抗い続けた姿は、まごう事なき男前ですね。


一度決めた「誓い」も、様々な壁の前に挫折してしまいそうになるかもしれません。しかしそんな時は、剣心の決して折れることのなかった「信念」を思い出しもう一度奮起してみては。




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