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第十回『映画に出てくる男前なお酒ランキングベスト5』

いらっしゃいませ…。


今回は、私男前マスターMが映画に出てくる男前なお酒をご紹介しましょう。


一番有名なのはこちらでしょう…。


1942年に公開された映画『カサブランカ』で、ハンフリー・ボガード演じる主人公リックが恋人イルザ(イングリッド・バーグマン)にパリのバーで向かって語るこの台詞。

「君の瞳に乾杯。」

この時、共に口にしていたのがシャンパン。銘柄は【マム コルドン ルージュ】

F1の表彰式で開けられているあのシャンパンです。


ここからは、私男前マスターMのお勧めをランキングでご紹介する事にしましょう。


5位 レッド・アイ

映画『カクテル』(1988年)
トム・クルーズ演じる主人公フラナガンの友人で、バーのマスターのダグがフラナガンのために生卵入りの【レッド・アイ】をつくる有名なシーンがある。


「卵を入れずにこれ【レッド・アイ】をつくるアホが世間にはごまんといる。アホどもはこのドリンクの名前の由来は、赤い眼をしている時に飲むことが多いからだという。

が、真相はつねに単純で名は体を表すのだ。

こいつ、赤い眼に見えるだろ。」
と差し出します。


ダグは、バーテンダーの朝食とも言っています。


まさに男前な朝食カクテルですね。


4位 アードベック10年

映画『コンスタンティン』(2005年)
キアヌ演じる主人公コンスタンティンが愛飲しているのが、アイラモルト【アードベック10年】

アルコール度数は、46度と高めで磯の香りを伴ったピーティさが重なって強烈なインパクトを与えてくれ後からは、青リンゴ、洋ナシの爽やかさが後を追ってくる味わい。

映画の中では、末期の肺ガンで余命幾許も無いコンスタンティンが【アードベック10年】を飲み干した空のロックグラスに蜘蛛を閉じ込め煙草の煙を入れて

「ジョン・コンスタンティンの世界へようこそ…。」

と呟くシーンがある。


このワンシーンに男の世界観が溢れていますね。


3位 ジャック・ダニエル

映画『セント・オブ・ウーマン/夢の香り 』(1992年)
盲目の元軍人フランク・スレード中佐 を演じた主演アル・パチーノが高級ホテルの部屋にあるBARに陳列されてあるお酒の銘柄を奨学生 チャーリー・シムズ(クリス・オドネル)に読ませ、放つ大人の男の一言。


フランク:「おいジョン・ダニエルを持ってきてくれ!」

チャーリー:「えっ、ジョン?【ジャック・ダニエル】じゃないでしょうか?」

フランク:「いいんだ、俺は付き合いが長いから、ジャックじゃなくてジョンなのさ。」



まさに、男のユーモア溢れる台詞ですね。


ちなみに【ジャック・ダニエル】はバーボンではなくテネシーウィスキーになります。


2位 ドン・フリオ1942

映画『ソーシャルネットワーク』(2010年)
「Facebook」のサイト立ち上げから発展までを描いた映画。

クライマックスでの最後、乾杯酒に使われた【ドン・フリオ1942】(テキーラ)

海外のIT関係者の間では、テキーラで乾杯するのが流行っているそうです。


テキーラは、アルコール度数が高いイメージがありますがこのテキーラは38度と割りと低め。

ちなみに、テキーラとは竜舌蘭(りゅうぜつらん:アガベ)という植物を原料とする蒸溜酒のことで中でも、【ドン・フリオ1942】は素材も製造方もこだわった高級品で1本1万5千円くらい。


バニラとキャラメルのような風味があり、仕上げにアガベの独特の甘い香りが残る味わい。

是非、ストレートをロックグラスで味わって下さい。


1位 ボランジェ

映画『007』シリーズ(1962年〜)
やはり1位はこの映画『007』からご紹介しましょう。


この映画と言えば、忘れてはいけないのが2006年に公開された007シリーズ第21作でジェームズボンドをダニエル・クレイグが演じた初めての作品。

映画『007 カジノロワイヤル』に登場したマティーニ【ヴェスパー】


レシピは、ゴードンジン:3 ウォッカ:1 キナ・リレ:0.5をシェーク

グラスにはレモンピール(レモンの皮)を沈める。


ちなみに【ヴェスパー】とは、この作品の恋人役ヴェスパー・リンドの名前から付けられているんです。

実はこの【ヴェスパー】(ウオッカ マティーニ)と、同じぐらい映画で出てくるシャンパンがこの【ボランジェ】


1884年英国ヴィクトリア女王より「英国王室御用達」の称号を与えられたもので実は、この【ボランジェ】 1973年『007〜死ぬのは奴らだ』から使われており約40年間 計13作品で、 ジェームス・ボンドを彩っている高級シャンパン。
【ボランジェ】 が出てくる近年で有名なシーンは、映画『カジノロワイヤル』(2006年)のワンシーンでボンドが人妻(敵の奥さん)をホテルの自室に連れ込みルームサービスでシャンパーニュを注文します。


「よく冷えたボランジェのグラン・ダネを、それとキャビア・ベルーガを薬味付きで。」

なんとも渋い組み合わせのオーダーですね。


この時のボランジェ グラン・ダネとは、ブドウの当たり年にのみ造られる高級シャンパーニュです。


う〜ん、カクテルからシャンパンまで男前なものが色々ありましたね。


おっと、余談ですが日本の映画に出てくる男前なお酒もありますよ。


番外編 サッポロラガービール

映画『幸せの黄色いハンカチ』(1977年)
高倉健演じる島勇作が、映画冒頭で刑務所から刑期を終え出所した直後食堂で女性店員にビールをついでもらったグラスを見つめ両手で持ち深く味わうように飲み干した後ラーメンとカツ丼を食べる有名なシーンがある。

この時のビールが実は【サッポロラガービール】です。


このシーンで有名なエピソードが、山田洋二監督があまりにも素晴らしい演技なので1テイクOK後、高倉健に問い尋ねると

「この撮影の為に、2日間何も食べませんでした。」

と言葉少なに語り唖然とさせたという。

まさに役者魂、男・高倉健らしいですね。




まとめ

1位 ボランジェ 『007』シリーズ

2位 ドン・フリオ1942 『ソーシャルネットワーク』

3位 ジャック・ダニエル 『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』

4位 アードベック10年 『コンスタンティン』

5位 レッド・アイ 『カクテル』

番外編 サッポロラガー 『幸せの黄色いハンカチ』



いかがでしたか?

映画に出てくる男前なお酒…。


そこには、様々な男のこだわりや想いが詰まっていると思います。


あなたも、自分の男前なお酒を探してみるのもいいかもしれませんね…。

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