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東日本大震災から5年「デブリ」について調査!

どんどん大きくなりますデブリ問題


2011年3月11日、東日本大震災から5年、復興は1歩1歩進んでいるものの未だ以前の生活は取り戻せていないのが現状です。

甚大な被害をもたらした福島第一原子力発電所事故においては、さまざまな問題が山積しており、またその解決の糸口が見えていないのが現状です。

そして廃炉にむけ、強い放射線を放つ燃料デブリを取り出さなければならないという大きな問題があります。

今回は「デブリ」というコトバにクローズアップしてみました。


「デブリ」は破片、瓦礫
「デブリ」は英語っぽくないですが、略語でもなく破壊物などの破片、瓦礫、山や絶壁の下に積もった岩クズの堆積物を意味しています。

ちなみにスペルは「debris」。

東日本大震災においては、さまざまな瓦礫(「デブリ」)が生まれました。

中でも放射性物質が含まれている瓦礫(「デブリ」)は、受け入れる場所が少なく大きな問題です。


処理できない「デブリ」
そして福島第一原子力発電所事故において、ほぼ全量が溶解している炉内燃料は、燃料デブリとして、その処理方法が未だ決まっていません。その核燃料が溶け落ちる炉心溶解(メルトダウン)でさえ、社内マニュアルがあるにもかかわらず、判断が遅れていたということが5年経った最近わかったという始末です。

福島第一原子力発電所からの燃料デブリの取り出し作業は、2020年頃から開始される計画のようです。

これからの動向に注視していきたいですね。


さまざまな箇所に山積する「デブリ」
そもそも私が「デブリ」というコトバを知ったのは、スペースデブリを題材にしたアニメ『プラネテス』です。

原作はマンガで、2003年にNHK BS2でアニメ化され、全26話が放送されました。

スペースデブリとは、別名宇宙ゴミと呼ばれ、意味のある活動を行うことなく地球の衛星軌道上〔低・中・高軌道〕を周回している人工物体のことで、宇宙開発によりその数は年々増え続け、対策が必要となってきています。

どちらの問題も先延ばしにしてほしくない地球に生きる人類の大きな課題です。


さいごに
「デブリ」というコトバはまだ限られた場面でしか使用されていませんが、瓦礫や廃棄物、ゴミといった意味では現在における人類の大きな問題ともいえるのではないでしょうか。

人類は、さまざまな発明、発展してきました。

「デブリ」(ゴミ)はその大きな副産物、副作用なのでしょう。

東日本大震災は自然災害ですが、福島第一原子力発電所事故は人災といえるでしょう。

これからを生きていく一人の地球人として、災害でお亡くなりになった方にご冥福をお祈りするとともに、自然と人類の調和を考えていきたい今日この頃です。

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