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漫画に学ぶ男前vol.37【プラチナエンド:架橋明日】

第37回目となる今回は、『ジャンプスクエア』で「DEATHNOTE」「バクマン。」のタッグが連載している作品『プラチナエンド』の主人公、架橋 明日(かけはし みらい)から学んでいきたいと思います。




【漫画のあらすじ】

事故によって失った架橋明日は親戚(叔母一家)に引き取られるも、叔母一家全員から凄惨な児童虐待を受け続け、中学卒業の日についにマンションの屋上から飛び降り自殺を図る。

しかし、地面に激突する寸前に天使のナッセによって命を救われ、「天使の翼」と「矢」を授けられた。


天使の力を得た後、親戚による呪縛から解放され生きる気力を取り戻した明日に、ナッセは「同様の力を与えられた人間は他に12人居り、その中から神となる候補を選ぶ」と告げられ神候補達の争いに巻き込まれていく。


死の淵から天使の力によって再び生きる希望を手にし、"平凡の中の喜び"を強く感じられる主人公、架橋明日から男前を学びたいと思います!


「両方くれよ…それなら考えてもいい」
○オトコマエポイント

明日が自殺しようとして死ぬ寸前にナッセに助けられた時、「翼」と「矢」のどちらが欲しいか聞いてきます。


死にたいと思っていた明日は、ぶっきらぼうに上のセリフを言い両方の能力を手に入れます。


この時、明日は自暴自棄によってこの決断をしていますが、同じように時には「選択肢のどちらか」ではなく「選択肢のどちらも」手に入れようと行動することは必要かもしれません。

二兎を追うものはなんとやらという言葉もあります。

楽して手に入れようとすれば、当然どちらも手に入れられないことが多いでしょう。


しかし、どちらも本気で欲しいと思えば何か手段があったり、新しいアイデアが浮かんだり、その姿に手を貸してくれる人が現れるかもしれません。

時には強欲になるのも、"オトコマエ"な大胆さなのではないでしょうか。


「俺は普通の幸せでいい」
○オトコマエポイント

自殺しようとまで追い詰められ、親のしがらみから解き放たれても住む場所もお金もない主人公にとって、寝る場所があり、食べるものがあり、学校にいけて、就職して…という「普通に生きる」ことはこの上ない幸せです。


そんな主人公である明日ですが、空を高速で飛ぶことの出来る「天使の翼」や、人を虜に出来る「赤の矢」などの特別な力を手にしてもこの気持ちを変えることはありません。


本来であれば「普通」が「当たり前」になってしまい、より高いいい場所に住みいい物を食べたいと思うでしょう。

ましてや、特別な力を手にすれば通常の精神であれば欲を満たすために使ってしまうと思います。


そんな使い方に抵抗を感じ、普通という幸せに喜びを感じられる明日は"オトコマエ"ではないでしょうか。


「今は使いたくない」
○オトコマエポイント

明日がようやく普通の生活に近づき、高校生活を送ろうとした時に刺されれば死ぬ「白の矢」を使って殺人を行っている他の神候補者の存在を知ります。


その存在に怯える中、ようやく手に入れられそうな「普通の幸せ」を逃したくないと、そして意中の女性に会うために高校へ行くことを決意します。


ナッセはその決意に、意中の女性に「赤の矢」を刺して惚れさせるつもりなのかと明日に問いかけますが、それを否定します。


「赤の矢」を使って女性から好意を得るのは簡単です。


しかし、そんな方法ではなく心から好きになってもらえるように誠心誠意アタックしたいと思う心は"オトコマエ"ではないでしょうか。


ちなみに「赤の矢」を手当たり次第に使った他の神候補者は無残な死を迎えてしまいます。

そうならないように本気で惚れた女性には正面から向かっていきたいですね。


まとめ
明日は、「普通の幸せ」を追い求める主人公です。

そのために生きようと決意し、生きるための努力を惜しみません。

より上を目指すというベクトルではなく、現状の幸せを維持しようと考えられる男というのはまたこれまで紹介してきた主人公とは違う"オトコマエ"ではないでしょうか。


だからこそ、手に入れた能力を使わずに自分だけの力でなんとかしようと考え努力する姿は、見習うべきポイントですね。

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