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オトナの趣味道<アウトドア編>:東京フィッシングvol.3

こんにちは。

ライターのゲンタです。


寒くなってきましたね!

寒い時期の釣りもまたひとつの楽しみがあるのですが、今回は気軽に始められる「ルアー作り」を紹介したいと思います!


まず必要な材料を紹介していきます。




写真上から

<大きい釣具屋や、ネット通販で買えるもの>

セルロースセメント(500mlで2000円ぐらい)、セルロースセメント用うすめ液(400mlで1000円ぐらい)、サーキットボード、オモリ、目のシール

<ホームセンターで買えるもの>

バルサ(今回は厚さ8ミリ)、セメダインC

<100円均一で買えるもの>

紙ヤスリ、瞬間接着剤、ステンレスの針金(今回は0.9ミリ)、両面テープ(粘着力の弱いもの)、ビニールテープ(輪ゴム)、彫刻刀、カッター、ハサミ、水彩絵の具、筆

となっています。


ではさっそく作っていきます!




まずはバルサを適当な大きさに切り、2枚を両面テープで貼り合わせます。


あとではがすので、べったりつかないように両面テープを細かく切って使います。


貼り合わせた面から、左右均等になるように気をつけながら切り出し、紙ヤスリで整えます。





それができたら貼り合わせていた2枚を一旦はがします。


べったりついてしまってはがしにくい場合は、隙間にカッターの刃をそっと入れると、ペリッとはがれます。




こんな感じで針金とオモリを入れていきます。


針金を曲げ、一旦バルサではさんでギュッと押すと針金の跡がつくので、その跡にそって溝を彫っていきます。

深く彫り過ぎると貼り合わせた時に針金がグラついてしまうので、ほんのちょっと彫るだけにしておいてください。

先のとがったもので跡をガリガリなぞる程度でも大丈夫です。

ぼくはメガネ用の細いドライバーを使ったりしています。


針金の溝が掘り終わったら、次はオモリを入れる溝を彫刻刀で彫ります。

深く彫りすぎると穴があいてしまうので注意します。


針金を曲げるコツですが、まず曲げたい所につまようじ等をあてて手で曲げます。




そのあとに、ペンチで根元をキュッとつまむときれいにアイの部分ができます。




溝が彫れたら貼り合わせます。

瞬間接着剤でもできますが、セメダインのほうが余裕を持ってできるのでオススメです。


ただ、セメダインがはみ出ていると後々めんどうなので、はみ出さないようにうすく塗ってください。




隙間が開かないように、ビニールテープでギュッと留めました。


輪ゴムでぐるぐる巻きにしてもいいです。

この状態で完全に乾くまで置きます。


乾いたらテープをはがして、セメダインがはみ出していないか確認します。

はみ出していると、色を塗ったときにそこだけはじいてしまうので、紙ヤスリできれいに整えます。


さっそく色を塗っていきます。




このとき注意して欲しいのは、水彩絵の具を使うということです。

油性だとセルロースセメントを付けた際に、溶けて流れてしまいます。


バルサに直接筆で色を塗るので、伸びがあまり良くなくきれいに塗れないかもしれませんが、コーティングを丁寧に行えばいい感じに仕上がるので、気にせずいきましょう!


それではコーティングしていきます。




セルロースの缶に直接漬けてしまいます。

これをどぶ漬け(ディッピング)といいます。

このとき、できるだけ気泡が入らないようにゆっくり漬けて、ゆっくりあげます。


それでも気泡が入ることがあるので、その場合はつまようじ等で潰します。


コーティングが終わったら干して乾燥させます。




季節にもよりますが、だいたい3、4時間で乾きます。




乾いたらこのアイの部分にセルロースが詰まるので、カッターでキレイに取ります。


何度かどぶ漬けしてからまとめてとってもいいんですが、毎回しっかりと取った方が綺麗な仕上がりになります!


もう一度どぶ漬けします。

さっきは頭から漬けたので、次はお尻から漬けます。


交互に漬けたほうが厚みにムラがなく仕上がります。


面倒ですが、このどぶ漬け、乾燥を8回ほど繰り返してコーティングは終わりです。


湿度が高いときなどは、表面が白濁することがあります。


その場合は、うすめ液を筆で塗って乾燥させるとクリアに仕上がります。

塗りすぎるとドロッとしてくるので注意してください。




ここでの注意ですが、どぶ漬けの間隔が3日ほどあいてしまうと、次漬けたときにヒビが入ることがあります。

これはかなりショックなので、コーティングをする時は一気にやってしまいましょう!


次はミノーにリップをつけていきます。


まずサーキットボードをハサミで切ったら、ヤスリで形を整えます。


次にルアー本体にリップをつける溝を掘りますが、この溝から水が染み込まないように瞬間接着剤を少量染み込ませます。


ただし接着剤をつけすぎて溝を埋めてしまわないように気をつけてください。

そこまでやったのがこちらの写真です。




今回リップの素材はサーキットボードを使っていますが、ポリカーボネートでも問題ありません。強く水の抵抗を受けるので、他の弱い素材を使うとすぐに割れてしまいます。


また、リップの形やつける角度によってルアーの泳ぎが変わってくるので、市販のものを参考にしましょう。


リップをはめ込んでいきますが、ひとまず接着剤を少しだけつけて仮止めします。

それでちゃんと泳いだら、乾燥後にガッチリと接着します。


接着剤を塗った部分が白っぽくなることがありますが、これもうすめ液を筆で塗るとキレイになります。


あとは目のシールを貼って、針をつけたら完成です!!!




こんな感じになりました!


水性ペンで柄を描いてもおもしろかったかもしれませんね!


ちなみにコーティングを4回ほどしたところにアルミテープを貼って、またコーティングを8回したものです。




ウロコ模様はアイスピックでいれました。


ちょっと手がかかりますが、断然リアルになりますね。


ルアー作りは、時間をかけた割にちゃんと泳がなかったり、がっかりすることもありますが、それでもキレイに泳いでくれたら感動します!

さらにそれで魚を釣ったりしたら、喜びもひとしおです!


もし少しでも興味が沸いたら、ぜひ挑戦してみてください!

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