「インバウンド」について調査!
流行語大賞に「イン・バウンズ」した「インバウンド」
今年ももう残すところあと少しとなりました。
11月11日に年末を飾る流行語大賞の候補語50語がノミネートされました。
その中に「インバウンド」・・・?
恥ずかしながらわかりやすそうなのに知りませんでした。
早速調査したいと思います!!
勢いを増す「インバウンド」
「インバウンド」は、英語で「inbound」。
もともとの意味は「入ってくる」であったり「内向きの」といった意味です。
しかしながら、最近よく使われているのは、海外から来日する観光旅行者、あるいはそれを促進する活動など指すことが多いようです。
2014年末に日本経済新聞社が発表した2014年の日経MJヒット商品番付では、東の横綱に選ばれた「インバウンド消費」。
それは、2014年、日本を訪れた外国人旅行者は推計で1341万人となり過去最高を記録し、それら訪日外国人旅行者による買物などが、国内消費を支える存在の一つになったという背景がある。未だ話題になっている中国人による「爆買い」もその一つと言えるでしょう。
「インバウンド」戦略
インバウンド消費、爆買いといえば、先駆者のひとつとして「ドン・キホーテ」が挙げられるでしょう。
流通業界の中でもいち早くインバウンドに取り組み、現在でも訪日外国人旅行者の集客力を誇っています。
全店の多言語店内放送、多言語のコーナーPOPを導入し、どの国のどの都市から来た人が何を購入したかをデータ化してマーケティングに生かしています。
売れ筋の商品は、基礎化粧品、スキンケア用品が定番で、2014年によく売れたのが日焼け止めとのこと。
ほかには「神薬」と呼ばれている定番医薬品類や、食料品が多いようです。
また、中国に関していえば、日本は長寿国としてリスペクトされていて、商品のネーミングやキャッチコピーに「長生きできる」といった意味合いが含まれている商品はよく売れるそうです。
しかし、トレンドは刻々と変化するので、ターゲットの気持ちをいかに把握するかが鍵になるでしょう。
マーケティングとしての「インバウンド」
近年マーケティング戦略において重要視されている、ソーシャルメディアなどで顧客を商品やサービスへと引き込む手法。
それを「インバウンドマーケティング」と言います。
また、「インバウンド」の対義語である「アウトバウンド」から、「アウトバンドマーケティング」という言葉もあります。
「アウトバンドマーケティング」とは、旧来のマーケティング手法であったマスメディアの広告やキャッチセールス、DMなどです。
通信においての「インバウンド」
また、通信においては「インバウンド」は外部からデータを受信すること。
逆にデータを送信することを「アウトバウンド」といいます。
それに伴い、メール添付などで受信したファイルを「インバウンドファイル」、送信したファイルは「アウトバウンドファイル」と呼ばれるようです。
さいごに
急増する外国人旅行者「インバウンド」、今マーケティングにおいても重要な役割を担う「インバウンドマーケティング」、「インバウンド」という言葉にはとても勢いがありますね。
特に顧客の気持ちを引き入れる「インバウンドマーケティング」にはとても興味があります。
これからも顧客のココロに「イン・バウンズ(範囲内)」するビジネスをしていきたいと思う今日この頃です。
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