男の嗜みvol.1:スーツの着こなし編
僕の名前はジミオ。
いたって普通の会社員だ。
実は最近、気になることがある。
会社の先輩が最近
だんだんかっこよくなっている気がするんだ。
今日は思い切って、仕事帰りにその謎を解くため跡をつけようと思う。
仕事終わり、案の定先輩はいそいそと会社を後にする。
バレないように跡をつけると、先輩は一軒のBARへと入っていった。
ジミオ:「BAR Polish…?」
僕はおそるおそる店内へと足を踏み入れた。
いらっしゃい。
初めてだね。
ここは男を磨くためのBAR”Polish”だ。
ジミオ:男を磨く…?
ハナガタ:そう。
ここへ来れば様々な”男の嗜み”を伝授するよ。
まずは、挨拶がわりに一つ紹介しよう。
さっきから気になっていたんだけど、君…スーツの着方間違っているよ?
ジミオ:えっ?
何か変ですか?
ハナガタ:まぁざっと見ただけでも変なところはたくさんあるけど…一番気になるのはボタンかな。
ジミオ:ボタンですか?
ちゃんとしっかり止めてますよ?
ハナガタ:スーツのボタンは基本的に全部のボタンを留めないんだ。
君のスーツは2ボタンタイプだね。
そのタイプは上の1つだけでOKだ。
下のボタンまで留めてしまうと、脇にシワができてしまってシルエットが損なわれてしまう。
ジミオ:そうなんですね!
知りませんでした!!
ずっとボタン留めてましたよ…恥ずかしいです。
ハナガタ:ちなみに、3ボタンの場合は折り返しをキレイに見せるために真ん中1つだけを留める。
例外として、全部のボタンを留めるのはダブルスーツ。
これだけはボタンを外すとだらしなく見えてしまう。
ジミオ:なるほど…。
他には気をつけることありますか?
ハナガタ:さっそく興味が沸いてきたようだね!
それでは次に体型ごとに合うスーツを教えよう。
体型別 スーツの着こなし方
ハナガタ:体型っていうのは、誰でも多少はコンプレックスを持っているもの。
適切なスーツを選べば、カバーしてくれる。
ジミオ:なるほど。
僕は今日は紺色のスーツなんですけど…どうですか?
ハナガタ:うーん…残念ながらベストとは言えないね。
君は割と細身だから少し膨張して見えるグレーやベージュのスーツがベターだ。
さらに、ダブルの三つぞろえスーツにすればぐっとボリューム感が出る。
ただし、サイズをしっかり合わせないと「スーツに着られている」感が出てしまうので、そこは注意が必要だ。
ジミオ:じゃあ今僕が着てる紺色のスーツはどういった体型に合うんですか?
ハナガタ:紺色はスマートな印象を与えてくれる色だから、太っている人にオススメかな。
太っている人は黒色や、縦長のシルエットをつくるためにピンストライプ柄もオススメだ。
それから、縦長のシルエットはスラリとした印象を与えてくれるから身長が低い人にもピンストライプはオススメ。
ジミオ:スーツひとつとっても奥が深いんですね!
ハナガタ:まだまだこんなものじゃないよ。スーツは、シャツ、ネクタイ、靴などの"トータルコーディネート"。
もっと色々教えてあげたいんだが、今日はそろそろ閉店の時間だ。
続きはまた今度。
ジミオ:ありがとうございます。
続きぜひ聞きに来ます!!
ハナガタ:次回のご来店お待ちしております。
―――こうして、このBARをきっかけにボクは、『男前』への階段を登っていくこととなった。
今回のまとめ
○2つボタンのスーツは1つめだけ留める
○3つボタンのスーツは真ん中だめを留める
○細身の人は、グレーやベージュ色のスーツでボリュームアップ
○太っている人は紺色やストライプでスマートな印象に
○低身長の人もストライプ柄で縦長のシルエットを
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