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特集> 男前の条件 > 有名人が語る男前の条件vol.20:石橋凌
ミュージシャンと役者、ふたつの顔を持つ表現者として活動を続ける石橋凌。
生誕60年という大きな節目を迎え、より充実した音楽活動の出発点とするべく“R-60 PROJECT”を立ち上げた。
第一弾として昨年3月にZepp DiverCityで行ったソロ・ライブの模様を収録したライブアルバムをリリース。第二弾として全国5箇所を巡るライブツアー『Neo Retro Music 2015』を敢行する。
そんな“信念”を持った音楽を歌い続けるミュージシャン、石橋凌にとって「音楽」とは何か、彼の考える「男前の条件」とは何か語ってもらった。
自分の気持ちに正直に歌い続ける
編集: 今回のツアータイトルにもある「ネオレトロ」という言葉に対して何か特別な思いというのはあるのですか?

石橋: 「ネオレトロミュージック」という言葉は、3年くらい前に自分の中で出てきた“ちょっと古臭くて懐かしいけど、今の時代に見合うもの”を目指した言葉です。
僕は1980年代前半くらいまでの作品に名作映画や名曲と呼ばれるものが多かったと思っていて、「温故知新」という言葉のような懐かしみや郷愁ではなくて、そういったものをもう一回自分の中で取り込んで噛み砕いて、今の時代に見合う形で歌い続けていきたいという想いを込めた言葉です。

編集: そんな「ネオレトロミュージック」を掲げるライブアルバム、そしてライブツアーですが、今回生誕60周年ということで意気込みをお聞かせください。

石橋: 僕が20代の1980年代はまだロックミュージックが市民権を得ていない時代で、特に僕がボーカルをしていたARBというバンドは社会的・政治的なことを歌詞にいれていたので「社会派バンド」とか「メッセージバンド」というレッテルを貼られなかなか茶の間に入っていけず、ワンボックスで日本全国のライブハウスをドサ回りしていました。その内少しずつ大きなホールで歌えるようになり、10年かけて武道館にまでたどり着きましたが、それでもお茶の間には入っていけず、30代を目前にここで諦めて田舎に帰ろうと思いました。そんな時期に松田優作さんと出会い、役者の世界へと足を踏み入れ、1990年には一旦音楽を封印しました。

そのおかげで吹っ切れて、もう一回気持ちを新たに歌えると思い1997年にまたバンドを再開したのですが、プロ意識を持った上での再開を約束したにも関わらずメンバーになかなか伝わらなかったので僕はバンドを抜け、5年前にソロアルバム、去年2枚目のアルバムを出して今回、ライブアルバムの発売となりました。駆け抜けてきたという感じなので、気付いたら60歳になっていたという感じです。
こうした経緯を経て、80年代に貼られたレッテルももう今は気にしなくなりました。戦後70年経って世界からは先進国とか豊かな国とか経済大国とか言われているけれど、1年間で3万人前後の人が自殺している国がどうしても豊かに思えないのです。なんと言われようがこの歳になってもやはりおかしいものはおかしいと歌で訴えていきたいです。そのような疑問をありのまま歌っていきたいですね。

編集: その想いを、どういった人たちにライブやCDで聞いて欲しいですか?

石橋: 去年、安保法案に対して国会に集まった人達がいたじゃないですか。あの様なアクションが起きること自体はいいと思うのですが、やはり映画や音楽が一番政治や体制に対してテーゼできるということを知らないから若い人たちはああいったアクションを起こしたと思うんです。
アメリカだと60年代70年代というのは音楽で政治とか体制に対してぶつかっていたし、同時期の日本ではフォークの人がすごくストレートに社会批判や政治批判をしていました。
僕にとってロックミュージックっていうのは、「俺はこう思うけど君はどう?」っていう“人と対話ができる音楽”だと思うんですよ。決してこちらから答えを出すのではなく、「俺はそのことに対してこう思うけど君はどう思う?」という先導や洗脳ではなく、問いかける音楽なんです。
僕は20代前半からずっとそんな歌を歌っていて、今来てくれるお客さんも大半は昔からのファンで40代半ばの男性が多いんだけど、最近は10代20代の方や女性も多くなってきて、歌を通して問いかけることでそういった意識を若い子達に持ってもらえればなと思っています。

松田優作の意思を継いだ俳優業
石橋凌

編集: 石橋さんにとって尊敬する人物・影響を受けた人物とはどなたでしょうか。

石橋: 松田優作さんですね。僕にとって恩人であり恩師であり本当にお兄さんみたいな人でした。
先程も少し話しましたが、僕がバンドをやっていてもうこれ以上やってもダメだなと思っていた時、相談に乗ってくださって「お前がいる音楽の世界よりも俺がいる映画の世界の方が大きいメディアだから、いつかその名前と顔を売ったらどうだ」と言われ、その半年後に主演監督を優作さんが務める『ア・ホーマンス』という映画の台本をもらったんです。そこからお酒を飲む機会もあったりして、色んなことを教えてくれました。
例えば海外との合作映画で日本人の役を、日本人ではなくチャイニーズアメリカンやコリアンアメリカンの人たちが演じているのはなぜなのか、とか。
それには大きく理由が3つあって、1つにはアメリカの映画俳優組合(SAG)に入れてない。2つめに俺たちはオリンピック選手のようなアスリートじゃないからやはり言葉、ネイティブな英語力が必要。3つめに露骨にはないかもしれないけれど偏見や差別。

そんな話を『ブラックレイン』(※1989年公開の米映画で松田優作の遺作となる映画)が公開される前からずっとおっしゃっていたんですが、公開されていざこれからという時に亡くなられてしまったんです。
なんとか優作さんの夢や意思を継ぎたいと思い、俳優1本で行こうと決断しました。
その1年半後にVアメリカという東映とアメリカの映画会社が組んだ企画の話がきまして、2作品ロサンゼルスで撮影したのですが、そのアメリカ人プロデューサーがショーン・ペンの第2作目『クロッシング・ガード』という映画を準備していて、「アジア人の役があるんだけど、お前どう?」と言われました。「お金も役もなんでもいいので、ぜひやらせてください」と言って、オーディションを受け出演させてもらい、その後もう1本Vアメリカの作品をやりました。そしたら念願のSAGに入れたんですね。
結果音楽をやめてから7年間かかったんですが、自分の中では達成感もあったので優作さんにお線香をあげて、「ひとつここまで行けました」と報告しましたね。

好きなことを仕事にしているから遊んでいる暇がない
石橋凌

編集: 音楽業に俳優業と今もなおアグレッシブに活動されていますが、元気の秘訣や体調管理、体力作りで気を使っていることなどはありますか?

石橋: 俳優の仕事をしていたおかげかもしれませんね。俳優というのは台本を読んで、シーンを想像するなどは頭の中で行いますが、現場に行ったら肉体労働なんです。5時に集合したり徹夜も何日もしたり、冬場の海に夏のシーンの設定で入っていったり、その逆もありますしね。体力はそこで培われたんだと思います。
あとはストレスをためないことです。切り替えの一つにお酒があるんですけど、今は嗜む程度ですね。昔は悪い飲み方ばかりで暴れてばかりでしたけど(笑)
20代の頃というのは全国回ったりして、歌う場所を作るためにエネルギーの8割を使っていたので、純粋に音楽を楽しんだっていうのは2割くらいでした。なので、ソロを始めてからは100%自分が楽しみたい、そしてもちろんお客さんにも100%楽しんでもらいたいと思っています。今は好きなことがやれているから遊んでいる暇はないし、楽しいことやっていると疲れないですね。気持ちは30代で止まっています(笑)

編集: 生誕60周年を迎える今年、またこれからの目標はありますか?

石橋: 60歳で『還暦』の2文字は避けたいんです。「れ」を「げ」に変えて『感激』で通過したい。だからちょっと笑い飛ばしたいなと思って今回、映画なんかで「R-15」とかあるのをもじって「R-60」っていうタイトルをつけました。でも実は一見「R-60」なんだけど、よく見ると真ん中に小さい細いスリットがあって「R=60」という冗談になっていて、気がつけば60になるということをイメージしています。
なので、10代のアマチュアミュージシャンの頃と同じ、自分の生活で起きること、世の中で起こっていることを正直に歌っていきたいと思っています。役者は嘘をつく仕事ですが、歌を歌う人というのはいかに正直に出していくかですから。

石橋凌

石橋凌さんが考える「男前像」とは
編集: 最後になりますが、石橋凌さんの考える男前とはなんでしょうか。

石橋: 「葉隠れ」という佐賀県の鍋島藩の侍の教科書に書かれている有名な言葉に「武士道とは死ぬことと見つけたり」という言葉があります。昔は切腹ってあったじゃないですか。でもそれはあくまでも逆説だということが書いてあるんです。落ち度があったり失敗したりしたら腹を切らなきゃいけない真剣勝負な時代ですから、切腹に到らないためにちゃんと1分1秒を大切に生きなさいと。
1960年代に三島由紀夫さんが「葉隠れ入門」という「葉隠れ」の内容を現代に置き換えたガイドブックみたいなものを書かれていて、例えば「何時に会うんだったら絶対遅刻しちゃいけない」とか「人と会うときは何を話すかちゃんとメモを取りなさい」とか当たり前のことが書かれているんです。 ですがそういうことを実際体現している人は出会った中で松田優作さんだけですね。だから僕が思う「男前」はやはり優作さんです。SAGに入れたのも、優作さんがどこを目指していたのか考え、意思を引き継いでいこうと思ったからできたことだと思っているので、義を通す、筋を通すということが大事なんじゃないかなと思います。自分に対しても嘘をつかないというか、ちゃんと自分の生き方に筋を通している人物ですね。


石橋凌
LIVE ALBUM 「LIVE Neo Retro Music 2015」
2016.2.3 Release!
CRCP-40448/49
¥4,167+税

Live「Neo Retro Music 2016 」
■2/6(土)福岡・福岡DRUM LOGOS 18:30 OPEN/19:00 START 《Info. TSUKUSU/092-771-9009》

■2/9(火)大阪・心斎橋BIG CAT 18:00 OPEN/19:00 START 《Info. サウンドクリエーター/06-6357-4400》

■2/10(水)愛知・名古屋BOTTOM LINE 18:30 OPEN/19:30 START 《Info. クロスロードミュージック/052-732-1822》

■3/6(日)東京・六本木EX THEATER 16:00 OPEN/17:00 START 《Info. キョードー東京/0570-550-799》

■3/17(木)北海道・札幌cube garden 18:30 OPEN/19:00 START 《info. マウントアライブ/ 011-623-5555》

石橋凌オフィシャルサイト:http://ryoishibashi.com/

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